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2007年2月 6日【日々のこと】

 ■ 時間あるやろ

 先日久しぶりに職場に顔を出した。
 上司に購読している仕事関係の雑誌二冊をしばらく止めてほしいと言ったところ、「時間あるやろ。今のうちに勉強しといてよ」となにげなく言われて驚いた。
 誤解のないように書いておくと、上司は心優しく、家事も分担して子どもの世話もちゃんとする男性である。
 2歳児と6ヶ月児を、夫と実家の協力なしに育てている私に、どうして時間があるんだろう。
 6時半頃久太郎君と起きる。ご飯の準備をしながら着替えさせ、8時にパパを起こしてご飯をみんなで食べる。
 9時に久太郎君とパパを見送って、授乳してから自分の洗顔、洗濯、食事の片づけ、掃除が終わったら、もうお昼だ。
 離乳食を作って食べさせ、自分の食事をして、弟をお昼寝させ、散歩がてら夕食の買い物、授乳しながら調理をすると午後4時。久太郎君を保育園に迎えにいく時間だ。
 午後5時半。夕食を久太郎君に食べさせ、授乳しながら絵本を読んであげる。
 7時半、お風呂に3人で入る。
 8時すぎたら、3人でお布団に入る。二人ともおっぱいを飲みながら寝る。
 9時半、2人とも寝たら台所に戻って朝食の準備をする。泣いて起きてきたら添い寝してまた台所に戻り、また泣いて添い寝して。
 夜11時頃寝る。寝ながら子どもが泣いたら授乳する。
 やっぱり自分の時間はない。
 これが、「子どもの食事は毎食スーパーの出来合いのお総菜でいい」とか「離乳食は缶詰のベビーフードで十分」とか「子どもにはビデオを見せておいたらいい」と信じている人なら話は別だけど。
 私も子どもができる前は、昼食は毎日お弁当を買っていたし、夕食も外食が多かった。家がホコリだらけでも床に寝る人もいないし全く気にならなかった。今思えばせいかつに必要なサービスをお金で買ってできるだけ効率的に生活していたのだと思う。
 でも子どもがいるとそれはできない。もしくはお金で買おうとすると膨大なお金がかかる。
 子どもの生活に必要なもの・・・。安全な食事、清潔で居心地のいい家、安心できる家族。
 パパが生活に必要なお金を持ってかえってくるのには当然感謝している。でも子どもに必要なものを実際に用意するのがうちの場合(たぶんたいていのうちも)、現実的には私しかいない。私は子どもがかわいいし、自分にできる限りのことを子どもにしてあげたいのでこの生活が大満足というわけではないけど大丈夫だ。
 大丈夫だけれど子どもを育てる女性の毎日をわかってない人がいるのは悲しい。昼休みはない、有給休暇もない、お盆休みもない、病欠もできない。給料もない。とにかく自分のことは置いといて頑張ってる!!
 時間ないです。

2007年2月 6日 16:39