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2007年2月28日
 ■  7回

 弟が風邪を引いた。今月二回目だ。
 あ~、勘弁してくれよ~。
 弟に言ってるんじゃなくて、久太郎君にだ。久太郎君は、弟が機嫌が悪いと自分も機嫌が悪い。ママが弟にいつもより手をかけるからだ。
 弟が泣き出すと飛んできて、「ダアッコ、ダアッコヨー!」とせがむ。寝ているときがとにかく悲惨だ。弟が泣き出すと久太郎君もすかさず目を覚まして「キュウチャンモオッパイホチイヨー!」と言うのだ。言いながらすでにママに馬乗りだ。
 久太郎君がいくら小さいからって10キロを超えたのだから、一晩に何回も馬乗りされたらたまったもんじゃない。
 昨日は馬乗りの回数を数えてみた。7回だった。

久太郎と弟 

2007年2月27日
 ■  神経質

 久太郎君はどうやら神経質なたちのようだ。
 保育園に迎えに行くと、靴箱がちょうど門から見えるが、靴をきっちりそろえて奥まで入れてある。今までそうでなかったことがない。
 久太郎君は家で居間のドアを開けると必ずしめる。
 久太郎君が伝い歩きをし始めた頃に台所の引き出しにストッパーを取り付けた。今はそのストッパーを久太郎君が閉めて回っている。
 久太郎君のネンネしている毛布がずれて下のマットレスが見えていると毛布のずれを直そうと一生懸命引っ張っている。自分が乗っているから毛布は直らず怒る。
 カーペットカバー、ソファーカバー、お風呂の足ふきマット・・・、何かの拍子にめくれていると必ず直す。
 ミニカ、マグネット、パズル・・・をまっすぐ並べるのがすき。
 「ズレチャッター!!」と泣いているので、駆けつけるとほんの少し曲がっている・・・。
 病気なんじゃないの?
 保育園の先生によると、こだわりの時期らしい。
 でも「ご両親のどちらか、きっちりしてらっしゃる?」
 私じゃないよ!

日々のこと 

2007年2月20日
 ■  いつの間に

 久太郎君はママのしゃべっている言葉をちゃんと聞いているようだ。
 弟が風邪を引きお風呂に入れず、でも久太郎君はお風呂に入らなくてはならず、私は一人ではどうにもできずパパになんとか帰って来てもらうことにした。久太郎君はいつもなら眠っている時間でもパパはなかなか帰ってこなくて、私は思わず「パパ遅いなあ」と久太郎君にこぼした。
 すると、久太郎君がなんと!
 「ドコイッテンノ」といった。
 あ~。誰かの口調そっくり。いつもパパにこうやって怒ってるんだなあ。子どもに指摘されちゃったよ。反省反省。
 またある日。
 弟を着替えさせようと裸ん坊にした。弟は7ヶ月だが、9.6キロで、大きい。私は「かわいいなあ、おおきいなあ」と思わず声に出して弟のお腹にスリスリした。
 そのとき、久太郎君が、「ブタマン」といった!!
 私は耳を疑った。ごめんね、ようちゃん。ママは決して大きいようちゃんを馬鹿にしてる訳じゃないのよ。ただ、あまりに大きくて色白だからかわいくて・・・。
 ある朝、朝ご飯を作るのに忙しかった私は久太郎君に「パパ起こしてきて」と言ってみた。
 久太郎君は走って階段を上っていった。
 パパが久太郎君を抱えて降りてきた。
「パパ、ハチジって久ちゃんに起こされた」ぼさぼさの夫はそういった。
「・・・・・」

日々のこと 

2007年2月19日

 久太郎君がインフルエンザにかかった。
 保育園では予防接種を受けていなかったお友達が先日休んでいたが、(さすが予防接種の効果がでているわ)と高をくくっていた。
 しかし朝起きてきてすごく機嫌が悪く、熱い!
 38.3度。
 あ~、これは来たな。
 ご飯はもちろん、お菓子もジュースも「イラン」というし、危険なので日曜だけどかかりつけの病院に電話してみてもらった。
 果たしてインフルエンザであった。
 こういう時っておっぱいがたくさんでてありがたいなあ。

日々のこと 

2007年2月18日

 子どもふたりに授乳したことのある人は珍しくないだろうけど、子ども二人に同時に授乳している人はどれぐらいいるかしら。
 久太郎君はご飯代わりにおっぱいを飲むことはやめたけど、ネンネの時におっぱいを飲むのは未だにやめられない。保育園ではひとりでお布団に横になり、しばらく目を閉じるとすーっと眠ってしまうらしいが、そんなことは信じられないぐらいだ。
 困ったことは、弟は当然ネンネするにはおっぱいが必要で、夜はおっぱいを二人にどうあげるかだ。
 最初は一人にあげて寝てしまってからもう一人に、とやってみたが、どちらを先にしても背中を向けられた方が泣いてしまう。しょうがないので、今は二人に同時におっぱいを吸わせている。
 どうやっているかって!!??
 右のおっぱいを右側に寝た弟にあげて、左のおっぱいに久太郎君が私の左の脇からお腹にまたがって吸い付いている。すごい光景だ。私の母や夫は苦笑している。
 でもどうもできないじゃないか!!
 久太郎君は不安定なお腹の上でバタバタ脚を動かしたり、私の背中側へ降りたりお腹側へ降りたりしながら、それでもおっぱいを離さない。弟と鼻がくっつきそうなくらい顔が近いから、弟がおっぱいを離したら手で入れ直してあげたりする。かと思うと弟からおっぱいを取り上げたりして遊んだりする。
 どっちでもいいから早く寝てくれ。
 ちなみに二人同時授乳は二人のり自転車の意味で、「タンデム」授乳と言うらしい。

久太郎と弟 

2007年2月 6日

 先日久しぶりに職場に顔を出した。
 上司に購読している仕事関係の雑誌二冊をしばらく止めてほしいと言ったところ、「時間あるやろ。今のうちに勉強しといてよ」となにげなく言われて驚いた。
 誤解のないように書いておくと、上司は心優しく、家事も分担して子どもの世話もちゃんとする男性である。
 2歳児と6ヶ月児を、夫と実家の協力なしに育てている私に、どうして時間があるんだろう。
 6時半頃久太郎君と起きる。ご飯の準備をしながら着替えさせ、8時にパパを起こしてご飯をみんなで食べる。
 9時に久太郎君とパパを見送って、授乳してから自分の洗顔、洗濯、食事の片づけ、掃除が終わったら、もうお昼だ。
 離乳食を作って食べさせ、自分の食事をして、弟をお昼寝させ、散歩がてら夕食の買い物、授乳しながら調理をすると午後4時。久太郎君を保育園に迎えにいく時間だ。
 午後5時半。夕食を久太郎君に食べさせ、授乳しながら絵本を読んであげる。
 7時半、お風呂に3人で入る。
 8時すぎたら、3人でお布団に入る。二人ともおっぱいを飲みながら寝る。
 9時半、2人とも寝たら台所に戻って朝食の準備をする。泣いて起きてきたら添い寝してまた台所に戻り、また泣いて添い寝して。
 夜11時頃寝る。寝ながら子どもが泣いたら授乳する。
 やっぱり自分の時間はない。
 これが、「子どもの食事は毎食スーパーの出来合いのお総菜でいい」とか「離乳食は缶詰のベビーフードで十分」とか「子どもにはビデオを見せておいたらいい」と信じている人なら話は別だけど。
 私も子どもができる前は、昼食は毎日お弁当を買っていたし、夕食も外食が多かった。家がホコリだらけでも床に寝る人もいないし全く気にならなかった。今思えばせいかつに必要なサービスをお金で買ってできるだけ効率的に生活していたのだと思う。
 でも子どもがいるとそれはできない。もしくはお金で買おうとすると膨大なお金がかかる。
 子どもの生活に必要なもの・・・。安全な食事、清潔で居心地のいい家、安心できる家族。
 パパが生活に必要なお金を持ってかえってくるのには当然感謝している。でも子どもに必要なものを実際に用意するのがうちの場合(たぶんたいていのうちも)、現実的には私しかいない。私は子どもがかわいいし、自分にできる限りのことを子どもにしてあげたいのでこの生活が大満足というわけではないけど大丈夫だ。
 大丈夫だけれど子どもを育てる女性の毎日をわかってない人がいるのは悲しい。昼休みはない、有給休暇もない、お盆休みもない、病欠もできない。給料もない。とにかく自分のことは置いといて頑張ってる!!
 時間ないです。

日々のこと 

2007年2月 3日

 久太郎君は何でも「キュウチャンノ!!」と言う。とにかくすべて自分のものだ。
 自分がアンパンのクルマに乗って遊び回っているのに、弟がチェーンリングをくわえると飛んできて、「キュウチャンノ!!」と取り上げる。
 ママが新しい洋服を買ってきて袋から出していると、やってきて「キュウチャンノ!!」といって「マント」にしたり、「オフトン」と自分にかけて寝転がったりする。
 弟に味の付いていない豆腐を食べさせていると「キュウチャンノ!!」と食べてしまう。「味ついてないよ。きゅうちゃんのあるやんか」といってももちろん聞きっこない。「コレホチイ」「コレイイ」だ。
 確かに今までは何でも久太郎君のものだったから弟が来てから過敏になっていても当然だし、月齢的にも自分を主張する時期に来ているのだから、弟と一緒にいるときは久太郎君をできる限り優先してあげようと私は決めた。
 ところが。
 ある日のお風呂後、久太郎くんは裸で遊んでなかなかパジャマを着ようとしないので、弟に先におむつをはかせた。とたんに飛んできて「コレイイ!」だ。(オムツなんてどれでもいいやん。ブタがついてようが牛がついてようがどっちもおんなじだよー。)「もうようちゃんにはかせちゃったし、こっちに同じのあるよ。これはきりんさんだ~」といっても聞かない。
「コレイイー、コレイイー」
「キュウチャンノ!! ヒー! ヨウチャンノイテ!」
 弟に馬乗りになり、おむつのマジックテープをはずし、弟のおしりからオムツを引っ張ってとってしまった。弟は裸んぼうにされてゴロンと転がった。
 なにしてるのー!!
 おとなしく裸にされた弟がとてもかわいそうになった。
 本気で腹が立った。
「いつもなんでも久ちゃんを先にしてあげてるでしょ!
 ようちゃんを裸ん坊にしてまでオムツ取り上げなくてもいいじゃないの!
 ようちゃんに謝りなさい!」
 久太郎君は号泣して鼻水まみれになりながら
「ゴメンネー!」と大声で謝った。
 おむつまで取り上げるのは行き過ぎだよ!

久太郎と弟