瓜生祐子展 collected mountain

瓜生祐子展 collected mountain 6月25日(火)~7月7日(日)11時~19時(月曜休。最終日18時まで)、ギャラリー・パルク(京都市中京区三条通御幸町弁慶石町48三条ありもとビル2F。地下鉄東西線「京都市役所前」より徒歩3分)TEL075・231・0706。
 本展は2011年に開催した瓜生祐子個展「plate journey」に引き続き、PARCでは2回目となるものです。
 瓜生祐子(うりゅう・ゆうこ/1983年~)は2005年に成安造形大学を卒業して以降も関西を拠点に活動を続ける作家で、現在はおもに「食べ物」と「風景」が併存したような絵画を制作しています。
 例えば瓜生は日々おこなわれる食事にあって、スプーンやフォークによって「食べ進める」という当たり前の行為の中から、そこに「山や谷のある情景」を見出し、その形を捉えます。このように瓜生の絵画制作は、自身が実際に「見える」情景を起点としてはじまります。雄大な風景の鳥瞰図のようにも見えるその絵画は、瓜生がお皿を覗き見る視点であり、望遠鏡や顕微鏡で異なる世界を覗くような不思議な視覚感覚を呼び起こします。
 また、作品全体の淡い色彩は、パネルにアクリル絵具によって鮮やかな色面で描かれた画面を薄い綿布で覆うことで生じています。これによって絵具の物質感や本来の色彩を曖昧にし、その上から鉛筆で色の輪郭を捉え、山の稜線をなぞるように自由な線を加えていきます。この二重構造ともいえる独自の手法は、目に見える(見えた)であろう「ありのままの情景」を、自由な想像による「イメージの世界」に変換させるもので、これによって鑑賞者は、「食べ物」といった身近で小さな世界と、「風景」といった大きなスケールの世界を軽快に行き来するかのような視覚体験が出来るのではないでしょうか。
 瓜生自身が体験した富士山登山からの眺望と、食べ崩されたカレーライスから発想を得た《curry and rice》(上野の森美術館「VOCA展 2013」出品作品)や、「京都美術ビエンナーレ2013」(京都文化博物館)にて毎日新聞社賞受賞作品《shokado bento》を中心に展示する本展では、様々な「食べ物」あるいは「山々の風景」を見る事ができます。
 取るに足らない小さな出来事が、大きな世界の糸口となるように、作品を通して、大きな「山」の存在を小さな日常に見ることができるのかもしれません。(ギャラリー・パルク)
 問い合わせTEL/FAX075・231・0706(ギャラリー・パルク)。

第7回「それぞれの想い…」展

第7回「それぞれの想い…」展 6月24日(月)~6月30日(日)13時~18時、ギャラリーホリゾント(京都市北区紫竹東大門町52-10。市バス「大宮大門町」下車)TEL075・491・5045。
 問い合わせTEL075・491・5045/FAX075・493・2843(スタジオホリゾント)。

清滝テラ蛍の夕べ~山本公成・ほしこライブ+星の映像+食事

 6月24日(月)18時半開演、清滝ギャラリーテラ(京都市右京区嵯峨清滝11-2。京都バス「清滝」下車徒歩5分)。
 この時期清滝川の川面を乱舞する、ホタルとライブと料理が楽しめる夜のイベント。スガマチ食堂料理人・山上公実による食事のあと、世界の笛を自在にこなす山本公成と、カンクレス奏者の山本ほしこによるライブを開催。ライブと映像作家・小林正による星の映像がコラボ。

  • 17:30 食事 山上公実Today’sSpecial
  • 18:30 山本公成・ほしこライブ、星の映像
  • 20:00 ホタルを眺めながらフリータイム

 3000円(食事、ライブ)。定員30人。※要予約
 申し込み・問い合わせTEL/FAX075・204・8122(小林)、TEL090・5655・4568(テラ:小林)。

公開コロキウム「社会システムの中の身体/アート」

 6月23日(日)13時~17時半、立命館大学衣笠キャンパス創思館カンファレンスルーム(京都市北区等持院北町56-1。市バス「立命館大学前」下車徒歩3分。Pなし)。※ご来場の際は公共交通機関をご利用ください

  • 13:00 開会のあいさつ 松原洋子(先端総合学術研究科長)
  • 13:05 第1部「身体による創造とその消費」 司会=山崎明子(奈良女子大学)
    • 「研究課題【社会システム〈芸術〉とその変容】について」 長田謙一(名古屋芸術大学)
    • 「大恐慌のドキュメント写真における〈貧困の身体〉」 竹中悠美(立命館大学)
    • 「1930年代日本の舞踊教育―石井小浪の活動を中心に」 木村理恵子(栃木県立美術館)
    • 「70年代ソ連のパフォーマンス・アート─非公式活動のゆくえ」 鴻野わか菜(千葉大学)
  • 15:00 第2部「新たな座標系を求めて」 司会=竹中悠美(立命館大学)
    • 「アウトサイダー・アートにおける身体性」 服部正(甲南大学)
    • 「水際の身体─〈水図プロジェクト〉のただ中で」 ブブ・ド・ラ・マドレーヌ(アーティスト)
    • 「多面的なカタレプシー(硬化症)─フランシス・ベーコンの身体と都市」 千葉雅也(立命館大学)
  • 16:45 共同討議

 無料。定員119人。
 問い合わせTEL075・465・8348(立命館大学大学院先端総合学術研究科)。

京都観世会6月例会

 6月23日(日)10時半開演(9時半開場)、京都観世会館(京都市左京区岡崎円勝寺町44。地下鉄東西線「東山」1番出口より北へ徒歩5分。有料Pあり)TEL075・771・6114。
 能「田村」深野貴彦、狂言「寝音曲」善竹忠一郎、能「班女~笹之伝」観世銕之丞、能「善界」橋本忠樹。
 一般6500円(前売り6000円)※1F指定席、学生3000円※2F自由席
 チケット取り扱い・問い合わせTEL075・771・6114(京都観世会館)。

第2回鯛の会

 6月23日(日)15時開演(14時半開場)、護王会館(京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町〔京都御所蛤御門前護王神社境内〕。地下鉄烏丸線「丸太町」より北へ徒歩7分、または市バス「烏丸下長者町」下車すぐ)TEL075・441・5458。
 「くしゃみ講釈」「七度狐」桂塩鯛、「開口一番」桂鯛介、「船徳」瀧川鯉昇。
 2500円。
 問い合わせTEL080・3032・7163(鯛の会事務局)。

京都ハイクファミリー例会「滋賀・飯道山」

 6月23日(日)9時10分、JR草津線「貴生川」駅前集合。
▽第375回(6月23日)例会「滋賀・飯道山」13キロ
 飯道山は役小角によって開かれたと言われ、近江の大峰山とも呼ばれています。かつては修験道の行場として栄えました。山頂からは琵琶湖や比良連峰、太神山が見えます。
 コース=JR草津線「貴生川」駅─若宮神社─分岐─飯道寺─岩壷不動尊─JR草津線「貴生川」駅(16時頃解散予定)。高低差+-500メートル。
 持ち物=弁当、水筒、雨具、帽子、手袋、ステッキ、ライト、常備薬、消炎鎮痛剤等。
 地図=2万5000分の1地形図「三雲・水口」。
 会員以外の参加歓迎。
 非会員の参加費=1家族500円(傷害保険料、記念写真郵送料、資料費、会運営費)。
 問い合わせTEL075・312・0881(八木)、TEL075・822・3511(川原)、TEL075・701・4371(岸本運営委員)。
 主催=新日本スポーツ連盟京都ハイクファミリー

※前日、NHK2チャンネル18時50分台の気象情報で、行き先(滋賀県南部)の降水確率の午前午後いずれかが50%以上であれば、催行中止。

第9回桂雀三郎独演会

 6月22日(土)14時開演、龍谷大学アバンティ響都ホール(京都市南区東九条西山王町31アバンティ9F。JR「京都」八条口すぐ)TEL075・671・5670。
 「時うどん」「船弁慶」「寝床」桂雀三郎、「商売根問」桂雀太、「青菜」桂雀喜。
 木戸銭3300円。全席指定。
 問い合わせTEL075・441・1567(京都ミューズ/平日11時~17時)。

中高年から楽しむピアノ講座無料体験会

 6月22日(土)10時~11時半、ウィングス京都B1F会議室(京都市中京区東洞院通六角下ル御射山町262。地下鉄「烏丸御池」5番出口、または阪急京都線「烏丸」20番出口より徒歩5分。Pなし)TEL075・212・7490。※ご来場の際は公共交通機関をご利用下さい
 楽譜が読めなくても大丈夫。鍵盤シールと指番号で、あっという間に両手で弾くことが可能になる奏法を体験できます。ピアノを弾いて指を動かすと脳を刺激し、グループでの集まりは心も身体も軽くしてくれます。
 無料。
 問い合わせTEL/FAX075・493・1580(京都ピアノとうたの音楽ひろば:上平)。

立命館土曜講座「歴史都市・京都をいかに論ずべきか 」

 6月22日(土)14時~16時、立命館大学末川記念会館講義室(京都市北区等持院北町56-1。市バス「立命館大学前」下車。Pなし)TEL075・465・8234。※ご来場の際は公共交通機関をご利用ください
今月のテーマ=京都「に」学ぶ-立命館京都学の挑戦
 講座テーマ「歴史都市・京都をいかに論ずべきか 」
 講師=高橋昌明(神戸大学名誉教授)
 無料。※申込不要
 問い合わせTEL075・465・8236/FAX075・465・8245(立命館大学衣笠総合研究機構)。
立命館土曜講座