座談会「フクシマや難民を前に、芸術に何ができるか」

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1月30日(土)15時、ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川(京都市左京区吉田河原町19-3。京阪鴨東線「神宮丸太町」より北へ徒歩約6分、または京都バス「荒神橋」下車徒歩2分)TEL075・761・2188。

今日、世界で起きている大きな危機は、芸術の世界にも影響を及ぼしています。フクシマの事故やヨーロッパの難民問題のような出来事が実際どのように作品に反映されるかは、アーティストのスタンスによって異なりますが、強いメッセージ性を持ち社会に直接的に影響を与えようとする作品もあれば、このような問題を“借景”として利用した作品もあります。また逆に、時事問題とはあえて一線を画して、我が道を行こうとする芸術家もいます。
2016年1月中旬~4月中旬までヴィラ鴨川に滞在するドイツ人芸術家4人が、建築史家・建築批評家として震災と建築のあり方に向き合う五十嵐太郎氏と、大胆な手法で社会的テーマや震災に取り組んできたアーティスト集団『Chim↑Pom』の卯城竜太氏をゲストに迎え、大きな社会問題に直面したとき芸術に何ができるのか、その可能性や必要性について議論します。座談会の後は、館内のドイツカフェ「カフェ・ミュラー」で交流会あり。

ハネス・マイヤー(建築家)
ティモ・ヘルプスト(美術家)
アンドレアス・シュルツェ(美術家)
パウラ・ローゾレン(振付家、ダンサー)
五十嵐 太郎(建築史家、建築批評家)
卯城 竜太(アーティスト集団『Chim↑Pom』)
司会・構成=小崎 哲哉

無料。※申込不要

問い合わせTEL075・761・2188(ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川)。

継ぐこと・伝えること56「筝曲」

omote
1月30日(土)15時開演(14時半開場)、京都芸術センター講堂・大広間(京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町546-2。地下鉄烏丸線「四条」・阪急京都線「烏丸」22番出口より徒歩5分。Pなし)TEL075・213・1000。※ご来場の際には、公共交通機関をご利用下さい。

「継ぐこと・伝えること」は伝統芸能の現在を親しみやすく紹介するプログラムです。2015年度は「集」をキーワードに、人と人とが集う中で育まれてきた伝統芸能を取り上げます圧倒的な迫力に満ちた躍動感をご体感ください。

出演=横山佳世子
共演=伊藤美奈子、片山純子、原妙、森井香代子、渡部志津子
司会=小林昌廣
曲目=沢井忠夫/独奏十七弦と箏群のための 焔、伊福部昭/二十五絃箏曲 琵琶行─白居易ノ興ニ倣フ─

一般2000円(前売り1800円)、高校生以下500円(前売り・当日共)。全席自由。

チケット取り扱いTEL075・213・1000(京都芸術センターチケット窓口/10時~20時)、WEB申込みフォーム

問い合わせTEL075・213・1000(京都芸術センター)。

永野伶実フルート&フルート・トラヴェルソリサイタル~今、できること (公財)青山財団助成公演

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1月30日(土)14時半開演(14時開場)、バロックザール青山音楽記念館(京都市西京区松尾大利町9-1。阪急嵐山線「上桂」より西へ300メートル。Pなし)TEL075・393・0011。※ご来場の際は公共交通機関をご利用ください

出演=永野伶実(フルート、フルート・トラヴェルソ)、河合珠江(チェンバロ)
プログラム=シュトックハウゼン/友情にて、J.S.バッハ/フルートとオブリガード・チェンバロのためのソナタロ短調BWV1030、清水慶彦/フルート・トラヴェルソのための《プラーナ》、武満徹/ヴォイス、テレマン/無伴奏フルートのための12の幻想曲より第9番ホ長調TWV40:G10 ソナタト長調TWV41:G9

一般2000円。全席自由。※未就学児入場不可

チケット取り扱いTEL075・393・0011(青山音楽記念館)、TEL0570・02・9999(チケットぴあ)Pコード:275-116。※セブンイレブン、サークルKサンクスでも購入可

問い合わせTEL075・393・0011(青山音楽記念館)。

Buzzing Feast Quintet×Koto Brass Quintet ジョイントコンサート

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1月30日(土)14時開演(13時半開場)、京都市呉竹文化センター創造活動室(京都市伏見区京町南7丁目35-1。京阪本線・近鉄京都線「丹波橋」西口前、または市バス「板橋」下車西へ徒歩8分。Pなし)TEL075・603・2463。※ご来場の際は公共交通機関をご利用下さい

京都で活動する2つの金管五重奏団によるジョイントコンサートです。
金管アンサンブルオリジナル作品から、愉快なアレンジ作品まで、2重奏~10重奏の様々な編成でお楽しみいただきます。

プログラム=高橋宏樹/二組の金管五重奏のためのわらべうた、G.ヴェルディ(編:坂井貴祐)/歌劇「アイーダ」より“凱旋の合唱”と“凱旋行進曲”、(編:兼田敏)/「2つのニグロスピリチュアル」より“幼きダヴィデ”、R.ロジャース(編:三澤慶)/サウンドオブミュージックメドレー、(編:木村綾)/美しく青きドナドナ、F.ファルカシュ/17世紀の古いハンガリー舞曲集、E.エワイゼン/ウェスタン・ファンファーレ ほか。

無料。

問い合わせTEL090・5143・1315(由良)/buzzingfeastquintet[at]yahoo.co.jp(Buzzing Feast Quintet)。

おこしやすKoto Brass Quintet

春秋座 能と狂言

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1月30日(土)14時開演(13時半開場)京都芸術劇場春秋座(京都市左京区北白川瓜生山2-116。市バス「上終町・京都造形芸大前」下車すぐ。Pなし)TEL075・791・8240。

「春秋座-能と狂言」も更なる実験を目指して 「歌舞伎劇場における能の《道成寺》」を観ていただきます。紀州道成寺の釣鐘を巡る伝説は、中世以来あったようですが、舞台表現としては、15世紀後半~16世紀初頭に活躍した能作者・小次郎信光の作とされる『鐘巻(かねまき)』が最も古いものと考えられています。

出演=野村万作、野村萬斎、石田幸雄、観世銕之丞、片山九郎右衛門、宝生欣哉 ほか。

S席一般8000円・シニア7500円、A席一般7000円・シニア6500円、学生・ユース2500円。
※シニアは60歳以上、ユースは25歳以下。要証明書提示。全席指定。
※未就学児入場不可

チケット取り扱いTEL075・791・8240(京都芸術劇場チケットセンター/平日10時~17時)、TEL0570・02・9999(チケットぴあ)Pコード:447-114 ほか。
問い合わせTEL075・791・9437(京都造形芸術大学舞台芸術研究センター)。

京都観世会1月例会〈其の二〉

20160130-01
1月30日(土)13時開演(12時開場)、京都観世会館(京都市左京区岡崎円勝寺町44。地下鉄東西線「東山」1番出口より北へ徒歩5分。有料Pあり)TEL075・771・6114。

お話「乱世の権守」味方健、能「胡蝶」河村晴道、能「遊行柳 青柳之舞」大江又三郎

一般6500円(前売り6000円)※1F指定席、学生3000円※2F自由席

申込み・問い合わせTEL075・771・6114(京都観世会館)。
WEB申込みフォーム※公演60日前より受付開始

ウッホッホウホウホアートショー

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1月30日(土)~2月14日(日)11時~18時(月曜休。最終日17時まで)、波さがしてっから(京都府京都市南区東九条松ノ木町7-1。京阪「東福寺」駅より徒歩8分。

11人からなるグループ展。関西在住の作家をメインに東京、ベルリンからも参戦。

出品者=柿田真吾、岸本光大、熊谷卓哉、高聖浩、謝花翔陽、高木智子、谷本真理、野口雅俊、野島良太、吉田桃子、Antoine Francis Charlesです。

琳派400年記念 京都府美術工芸新鋭選抜展

1月30日(土)10時~18時(金曜日は19時半まで。入場はそれぞれ閉館30分前まで)、京都文化博物館3F総合展示室(京都市中京区高倉通三条上ル。地下鉄「烏丸御池」5番出口より三条通を東へ徒歩3分。有料Pあり)TEL075・222・0888。

京都を中心に活動する、新進若手作家のみずみずしい作品を発信するものです。 「琳派400年記念祭」が華々しく開催された2015年。この記念すべき一年に様々な場面で琳派に触れた若手作家が、永年、受け継がれ親しまれてきたその美意識に向き合い、挑みます。100年後のアートシーンにもつながる新たな琳派として、現代を生きる新進若手作家が創造する作品の数々をご覧ください。

一般500円、大学生400円、高校生以下無料。※2F総合展示、3Fフィルムシアターも観覧可能

問い合わせTEL075・222・0888(京都文化博物館)。

【関連イベント】
山本太郎氏によるアーティストトーク
1月30日(土)14時~14時半、同館別館ホール
講師=山本太郎(特別出品作家)
※無料。予約不要

出品作家によるギャラリートーク
1月30日(土)12時~13時半、同館3F総合展示室
※当日の入場者限定。予約不要

檜垣智也 アクースマティック作品による音の個展

20160129-01
1月29日(金)19時開演(18時半開場)、京都芸術センター講堂・大広間(京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町546-2。地下鉄烏丸線「四条」・阪急京都線「烏丸」22番出口より徒歩5分。Pなし)TEL075・213・1000。※ご来場の際には、公共交通機関をご利用下さい。

先鋭的な活動を展開する二人のアーティスト、映画監督 七里 圭と詩人 松井 茂を招き、
ミュジック・コンクレートの作曲家 檜垣智也とともに、京都を舞台に織りなすコラボレーション。

出演=檜垣智也(作曲、アクースモニウム演奏)
曲目=サロメの娘(アクースモニウムをともなう映像作品 監督=七里 圭)、囚われた女(秋山邦晴のテープレコーダーのための詩)、入院患者たち(詩、音、映像による新作インスタレーション 詩=松井 茂、映像=七里 圭)

一般2500円(前売り2000円)、学生1500円

申し込み・問い合わせTEL090・8208・9291(川崎)、ks-koji[at]nifty.com

写真の〈原点〉再考~ヘンリー・F・トルボット『自然の鉛筆』から

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1月27日(水)~3月21日(月・祝)9時半~17時(月曜休、但し3月21日は開館。入館は16時半まで)、京都国立近代美術館4Fコレクション・ギャラリー内(京都市左京区岡崎円勝寺町〔岡崎公園内〕。市バス「東山二条」「京都会館美術館前」下車徒歩約5分。Pなし、周辺に有料あり)TEL075・761・4111。

私たちの身の回りには写真イメージがあふれています。近年の光学技術の進化を経て、デジタルカメラやスマートフォン、さらにSNSといった撮影と画像共有が容易かつ瞬時にできるツールの急速な普及は、私たちの日々の経験と写真との関係をよりいっそう深く結びつけるようになっています。
19世紀にイギリスで発表された世界最初の写真集、ヘンリー・F・トルボット著『自然の鉛筆』(1844-46)は、当時まだ産声をあげたばかりの化学・光学技術としての写真術を世に紹介し、写真史の幕開けを告げる存在として知られています。その一方で、原点であるがゆえに、現在までの「歩んでこなかった」、また別の写真のさまざまな物語の可能性を内包しているとも言えるでしょう。
第10回となる今回のキュレトリアル・スタディズは、この本から導かれるキーワードにもとづき当館の所蔵作品から選んだ作品と、さらに「写真とは何か」という問題を根源的に問い続け創作活動を行う写真家・畠山直哉(1958-)の作品を対置させることで、近代以降の写真にまつわる問題を再検証する試みです。

一般430円、大学生130円、高校生・18歳未満・65歳以上・障がい者とその介護者1人は無料。

問い合わせTEL075・761・4111(京都国立近代美術館)

【関連イベント】
シンポジウム「写真の複数の〈原点〉―複写・複製・写し」
3月5日(土)14時~16時、京都国立近代美術館講堂
登壇=マイケル・グレイ(元フォックス・トルボット・ミュージアム館長)、畠山直哉(写真家)、青山 勝(同展共同企画者)
司会進行=佐藤守弘(京都精華大学教授)
協力=科学研究費(基盤研究A)「現代美術の保存と修復」