鈴森隆弘展
6月22日(水)~7月10日(日)12時~18時(火曜休。最終日は17時まで)、ギャラリーかもがわ(京都市上京区葭屋町通出水上ル亀屋町321。市バス「堀川下立売」下車徒歩2分。周辺に有料Pあり)TEL075・432・3558。
タイトルの「地平線のある風景」と聞いたとき、あなたは何を思いますか?
たとえば北海道の明るく広大な地平線の前では爽快感とともに希望でしょうか?
その地平線にも夜が訪れ、空とも地表とも区別しがたい景色に言い難い悲しみを感じるかもしれません。そして、その暗闇の向こうにかすかにでもボーッとした光を見出だしたとき、地の果てと感じたそれより遠くに同じように生きてい人たちがいると思える安堵や温かさを感じるかもしれません。「地平線」にも人生と同じように悲喜こもごものドラマがあるようです。描きなれた筆遣いで表現される「地平線のある風景」をどうぞご覧ください。
問い合わせTEL075・432・3558/FAX075・415・7900(ギャラリーかもがわ)。
劇団民藝公演『集金旅行』

6月21日(火)18時半開演(18時開場)、京都府立文化芸術会館ホール(京都市上京区河原町通広小路下ル東桜町1。市バス「府立医大病院前」下車すぐ。有料Pあり)TEL075・222・1046。
東京荻窪のアパートの主人がぽっくり亡くなった。家族も親戚もなく、遺されたのはかなりの額の借金。担保に入ってしまったこの安アパートが気に入ってこの先も住み続けたい居住者たちは一計を案じる。部屋代を踏み倒して夜逃げしていった不心得者たちの郷里を巡り、故人に代わって滞納金を取り立て、借金の返済に当てようというのだ。不運な役を受ける羽目になった十号室の自称“売れない小説家”のヤブセマスオ氏はしぶしぶ中国地方・九州へ向かう。それを知った七号室のコマツランコさんは、同行して各地にいる昔の不実な恋人たちから慰謝料を取り立てたいと……
こうして目的の違う集金人二人の奇妙な道中が始まる。
原作=井伏鱒二
脚本=吉永仁郎
演出=高橋清祐
出演=樫山文枝、西川明、伊藤孝雄 ほか
5500円。全席指定。
チケット取り扱い・問い合わせTEL075・432・4086(後藤)、044・987・7711。
イガわ淑恵個展~今日のもがき

6月21日(火)~6月26日(日)12時~18時、クンスト・アルツト(京都市東山区三条神宮道北東角2F。地下鉄東西線「東山」より徒歩3分)TEL090・9697・3786。
コマ撮りアニメからなる映像作品と原画2年分(730枚)を公開。
問い合わせTEL090・9697・3786(KUNST ARZT)。
第23回心に響く小品展

6月21日(火)~7月3日(日)12時~19時(6月27日休。最終日17時まで)、ギャラリーヒルゲート1F・2F(京都市中京区寺町通三条上ル天性寺前町535。地下鉄東西線「京都市役所前」5・6番出口より寺町通を南へ)TEL075・231・3702。
油彩・水彩・日本画・版画・ドローイング・彫刻・工芸 ほか。
問い合わせTEL075・231・3702(1F)/TEL075・252・1161(2F)/FAX075・231・3750(ギャラリーヒルゲート)。
昭和美術会〈前期〉 同人選抜展
6月21日(火)~6月26日(日)11時~18時(最終日17時まで)、ギャラリーカト1F(京都市中京区寺町通御池下ル西側。地下鉄東西線「京都市役所前」5番出口より寺町商店街へ徒歩約1分)TEL075・231・7813。
第41回公募昭和美術会展で、優れた作品を発表した同人から20名を選抜して、30号の作品で日常の追及姿勢を発表します。
問い合わせTEL075・751・8938(昭和美術会本部事務局)。
百人一首と清少納言「枕草子」

6月21日(火)~8月21日(日)10時~17時(月曜休。祝日の場合開館その翌平日休。入館16時半まで)、小倉百人一首殿堂時雨殿(京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11。京福嵐山本線「嵐山」より徒歩5分。Pなし、周辺に有料あり)TEL075・882・1111。
『枕草子』誕生の歴史的背景や作者の秘められた思いを探るとともに、清少納言の和歌や歌仙絵、当時の装束、そして紫式部との関係などの視点から、その魅力や素顔に迫ります。
高校生以上500円、中小学生300円、障がい者手帳所持、介助者無料。
問い合わせTEL075・882・1111/FAX075・882・1103(小倉百人一首殿堂時雨殿)。
【関連イベント】
渡邊あゆみアナウンサーが詠む『枕草子』~研ぎ澄まされた感性に触れる~
7月30日(土)13時半~15時、小倉百人一首殿堂 時雨殿 2F大広間
[第1部] 『枕草子』(第一段「春はあけぼの」ほか)朗読
朗読者=渡邊あゆみ氏(NHKエグゼクティブアナウンサー)
[第2部] トークセッション
コーディネータ=吉海直人(同志社女子大学教授・時雨殿館長)
パネリスト=渡邊あゆみ(NHKエグゼクティブアナウンサー)・山本淳子(京都学園大学教授)
一般2000円、京都商工会議所会員1000円(要別途入館料)、時雨殿賛助会員・友の会会員無料。※先着80人
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十二単着装実演と投扇興体験
7月16日(土)13時半~15時半、倉百人一首殿堂 時雨殿 2F大広間
①十二単の着装実演 講師=岡本和彦氏(元宮内庁首席主殿長)
②投扇興の解説・体験 講師=小林粹扇氏(投壺・投扇興都御流家元)
無料(要別途入館料)。※先着30人
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堂本印象生誕125年 「鮮やかなる筆の技~信貴山成福院の襖絵」

6月21日(火)~9月22日(火)9時半~17時開館(月曜休、但し祝日の場合開館、翌休。16時半締切)、京都府立堂本印象美術館(京都市北区平野上柳町26-3。市バス「立命館大学前」下車。P少あり)TEL075・463・0007。
堂本印象(1891-1975)は、1918年に京都市立絵画専門学校に入学し、その翌年の第1回帝展に初入選して日本画家としての道を歩みはじめました。それ以降、大正、昭和を通しておよそ60年の間に様々な画風を展開し、数多くの作品を制作しました。花鳥画、風景画、人物画、仏画から抽象画まで幅広いテーマや表現技法を用いた印象の自在な世界は、日本画壇の中でも独自の境地を築きました。
同展では、印象が壮年期に描いた信貴山成福院の襖絵(非公開)を特別に出品し、その鋭い観察力と冴えた技に注目します。水墨の勢い、淡彩の繊細さなど趣に富んだ筆づかいは、まさに妙技といえます。あわせて40代に描いた作品、下絵も展観することで、妙境に達した印象の世界を紹介します。
【同時開催】京都現代作家展
箱崎睦昌「仏観想」6月21日(火)~8月6日(土)
雲丹亀利彦「エスキースからの展開」8月9日(火)~9月22日(木)
一般500円、大高生400円、中小生200円、シニア(65歳以上)・障がい者(介助者1人含む)無料。※要証明書提示
問い合わせTEL075・463・0007(京都府立堂本印象美術館)。
【関連イベント】
- 講演会
『信貴山成福院と印象画伯』 7月17日(日)14時~15時半、同館1Fロビー(要入館券)。講師=鈴木貴晶(信貴山成福院貫主)
『日本の障壁画について』 8月20日(土)14時~15時半、同館1Fロビー(要入館券)。講師=冷泉為人(冷泉家時雨亭文庫理事長・美術史家) - ギャラリーツアー 同館学芸員による作品解説
7月9日(土)・8月14日(日)・9月18日(日)14時、同館1Fロビー集合(要入館券) - ロビーコンサート
『マンドリン サマーコンサート』 7月10日(日)13時半/14時半、同館1Fロビー集合(要入館券)
演奏=立命館大学 マンドリンクラブ
『馬頭琴&ホーミー ~夏の草原の調べ~』 8月21日(日)13時半/14時半、同館1Fロビー集合(要入館券)
演奏=福井則之(馬頭琴・ホーミー奏者) - 美術館落研寄席
8月29日(月)14時開演(13時開場)、同館1Fロビー※休館日ですが、落語寄席のみ開催
出演=立命館大学落語研究会 - キッズワークショップ
7月31日(日)、〔第一部〕10時~12時、〔第二部〕14時~16時。※定員、各部10人(先着順) - 作品を語る
7月24日(日)14時、同館1Fロビー(要入館券)。 講師=箱崎睦昌
9月4日(日)14時、同館1Fロビー(要入館券)。 講師=雲丹亀利彦 - 文化庁委託事業伝統文化金閣いけばな子供教室 いけばな発表会「森の中のいけばな展Ⅳ」美術館敷地内
9月10日(土)12時~15時
9月11日(日)10時~15時 - ミュージアムコンサート
『長岡京室内アンサンブル音楽監督・森悠子presents 弦楽アンサンブル ジュネス演奏会』
9月17日(土)18時半、2F展示室
演奏=弦楽アンサンブル ジュネス
2000円 ※要予約TEL075・463・0007
学業から職業~京都高等工芸学校と京都市立美術工芸学校の図案教育Ⅲ

6月20日(月)~8月8日(月)10時~17時(日曜・祝日休。入館16時半まで)、京都工芸繊維大学美術工芸資料館1F(京都市左京区松ヶ崎橋上町1。地下鉄烏丸線「松ヶ崎」1番出口より徒歩5分)TEL075・724・7924。※ご来場の際は公共交通機関をご利用ください
明治24年(1891)に京都市美術学校に工芸図案科が新設されてから30年以上が経ち、京都高等工芸学校図案科も設立からおよそ20年が経過し、卒業生の多くが教育の成果を実際の現場で職業として発揮すべく図案制作に携わっていました。学校における図案教育の成果が商品製作の現場でどのように活かされているかを、卒業生の作品やさまざまな業種でつくられた製品資料をもとに検証します。
一般200円、大学生150円、高校生以下無料、京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生・院生は無料※学生証提示
問い合わせTEL075・724・7924
【同時開催】
チェコのグラフィックデザイン~ポスターとマッチラベルを中心に
謡講・声で描く能の世界~京の町家でうたいを楽しむ
6月19日(日)14時/17時、紫織庵川崎家(京都市中京区新町通六角上ル三条町340。地下鉄「烏丸御池」6番出口より徒歩5分)TEL075・241・0215。※ご来場の際は公共交通機関をご利用下さい
14時 独吟「朝長」、素謡「班女」
17時 独吟「兼平」、素謡「蝉丸」
出演=井上裕久、吉浪壽晃、寺澤幸祐、吉田篤史、
出樽(入場券)各回2500円。
申し込み・問い合わせTEL080・9123・2883/FAX075・432・0561(佐々木能衣装方/月~金曜10時~16時)。

