北海道・笹の墓標展示館 京都巡回展

10月17日(月)~10月25日(火)、西本願寺 聞法会館(京都市下京区花屋町堀川西入る柿本町600-1。市バス「西本願寺前」下車約分)TEL075・342・1122。
戦時下の北海道、深名線(しんめいせん)鉄道工事、雨竜(うりゅう)ダム工事、浅芽野(あさじの)飛行場建設工事などで犠牲になった日本人、朝鮮人の遺品を展示してきた「朱鞠内・笹の墓標展示館」(旧光顕寺)が雪の重みで倒壊しました。多くの人々の支援で再生運動が進んでいます。
同展は、「朱鞠内・笹の墓標展示館」で展示できなくなった遺品、写真パネルなどを、観ていただく「巡回展」です。強制労働によって亡くなった尊い命が長く埋もれてきました。1997年から日本、韓国、中国、台湾、アイヌの青年たちが共同で発掘し追悼しました。犠牲になった人々を思いながら、東アジアの未来に希望をつなぐ展示会です。
無料。
問い合わせwskansai2022[at]gmail.com
乃村八千代 ソプラノリサイタル─愛にふれる─(公財)青山音楽財団助成公演

10月16日(日)15時開演(14時半開場)、青山音楽記念館バロックザール(京都市西京区松尾大利町9-1。阪急嵐山線「上桂」より西へ300メートル。Pなし)TEL075・393・0011。※ご来場の際は公共交通機関をご利用ください
出演=乃村八千代(ソプラノ)、笠原雅仁(テオルボ)、武知朋子(ピアノ)
プログラム=モンテヴェルディ/アリアンナの嘆き、シューベルト/糸を紡ぐグレートヒェン、R.シュトラウス/3つのオフィーリアの歌 ほか
一般3500円(前売り3000円)、学生3000円(前売り2500円)。
※全席自由
※未就学児入場不可
チケット取り扱いTEL075・393・0011(青山音楽記念館)、TEL0570・02・9999(チケットぴあ)Pコード:221-572ほか。
問い合わせnomurayachiyorecital2022[at]gmail.com
ISAURO アンデス音楽ライブ

10月16日(日)14時・15時、うずらギャラリー(京都市中京区三条通寺町西入弁慶石町58。京阪本線「三条」・地下鉄東西線「京都市役所前」より徒歩5分。阪急京都線「河原町」より徒歩9分。Pなし)TEL070・5500・1011。
Isauro(元ロスアイレス)がチャランゴなど南米の民族楽器で伝承曲やオリジナル曲を演奏します。
ゲストボーカルは、こじまみよこ。
1ステージ1000円、通し2000円。
申し込み・問い合わせTEL070・5500・1011(うずらギャラリー)。
ジャールナン・パンタチャート 『ハロー・ミンガラバー・グッドバイ』

10月15日(土)19時、10月16日(日)13時★☆/19時。各開演時間の30分前開場。ロームシアター京都ノースホール(京都市左京区岡崎最勝寺町13。市バス「岡崎公園 ロームシアター京都・みやこめっせ前」下車すぐ。駐輪所あり、周辺有料Pあり)TEL075・771・6051。
★=ポスト・パフォーマンス・トークあり ☆=託児サービスあり(申し込みはこちら)
私は歴史をつくり出し、歴史は私に影響する
「歴史」として共有されるストーリーと個人的な出来事の間には、何が横たわっているのだろう?
そんな疑問に焦点を当てるのが、タイ出身のジャールナン・パンタチャートが隣国・ミャンマーのアーティストや俳優たちとの協働により、個人と政治・国家の関係を描き出す新作だ。
2,400kmにおよぶタイ・ミャンマー国境線のうち、正確に定められた国境はたった59kmに過ぎない。この長らく緊張関係にある隣国にパンタチャートが興味を抱いたきっかけは、ミャンマーのアーティストとの個人的な出会いだった。ところが、コラボレーション作品の構想開始からほどなくして、2021年のミャンマークーデターが起きる。2国間を行き来できない状況で、教科書やニュース、物語などの資料を手がかりにリサーチを進めるが、調べるほどに明らかになるのは、自分がいかに隣国を知らないかということ。そこで、パンタチャートはより個人的な視点に目を向ける。4人の俳優とのオンラインまたは対面での協働を経て、各々が行った2国のリサーチに基づく戯曲を書き上げた。
こうした政治的背景をもつ本作だが、舞台そのものは意外にもコミカルに描かれている。俳優全員がジャールナンに扮し、タイ語・ビルマ語・日本語・英語が錯綜する予想外の展開に、気づけばのめり込んでしまうに違いない。そして幕が降りたとき、観客たちの頭に浮かぶのは「信じられる言葉とは?」といったシンプルで難解な問いだ。
一般3500円(前売り3000円)、ユース(25歳以下)・学生3000円(前売り2500円)、高校生以下1000円、ペア前売り5500円。
※全席自由
※未就学児入場不可。小学生以下は要保護者同伴
チケット取り扱いオンラインチケット
問い合わせTEL075・213・5839(KYOTO EXPERIMENT 事務局/11時~19時 日・祝休〔開催期間中無休〕)
京都ロウ・ブラス・カルテット 第5回定期演奏会~古都で奏でるバリチューのしらべ~

10月15日(土)13時半開演(13時開場)、アーズローカス(京都市左京区下鴨東本町7番地。市バス「洛北高校前」「下鴨東本町」下車すぐ)TEL075・712・3232。
京都ロウ・ブラス・カルテットは2017年に結成したユーフォニアムとテューバという金管楽器による四重奏団です。
しなやかに、繊細に、そして情感ゆたかに…
出演=石田 郁雄 、由良 哲一郎、稲田 隆治、萩原 孝太、水沢 彰子(賛助)
プログラム=L.バックリー/ジャズ組曲、八木澤教司/エスメラルダ、S.ブラ/セレスティアル組曲、財津和夫ほか/SEIKOトリコロール、E.クローザ/オールド・レジェンド ほか
無料。※事前予約制。申し込みこちら
問い合わせTEL080・5632・3805(萩原)。
エリオット・アーウィットの世界 Elliott Erwitt 展

10月15日(土)~1月29日(日)10時~18時(月曜休、ただし1月9日開館。〔冬季休館〕12月26日~1月6日。入館は17時半まで)、何必館・京都現代美術館(京都市東山区祇園町北側271。京阪本線「祇園四条」より徒歩3分、または市バス「祇園」下車徒歩2分。Pなし)TEL075・525・1311。
エリオット・アーウィットのサイン入りオリジナルプリント約60点を4つのテーマに構成し、展覧します。
一般1000円、学生800円。
問い合わせTEL075・525・1311(何必館・京都現代美術館)。
第4回 きょうと椅子

10月15日(土)・10月16日(日)10時~(15日は19時まで、16日は18時まで)、京都文化博物館別館ホール(京都市中京区高倉通三条上ル。地下鉄「烏丸御池」5番出口より三条通を東へ徒歩3分。有料Pあり)TEL075・222・0888。
会場に並ぶ70脚の個性豊かな椅子たち。
椅子に自由に座り、感じることのできる体感型の展覧会。
作品に込められた作り手の思いを知ることは、椅子が暮らしの中で持ち得る価値を深める体験になります。
無料。
問い合わせkyotoisu[at]gmail.com
【関連イベント】
ギャラリートーク/10月15日(土)19時~20時、同会場
ゲストスピーカー=西川栄明(編集者・椅子研究者・木工ライター)
作家と西川氏が出展作品について対談形式で解説
無料。
※予約不要
鎌倉ゆかりの武家と弓と八幡をめぐる物語

10月15日(土)~11月27日(日)、9時~17時(月曜休。入館16時半まで)、八幡市立松花堂美術館(京都府八幡市八幡女郎花43-1。京阪本線「八幡市」「樟葉」・JR学研都市線「松井山手」から京阪バス「大芝・松花堂前」下車すぐ。Pあり)TEL075・981・0010。
鎌倉幕府2代執権・北条義時の花押しのある「関東下知状」(重要文化財・石清水八幡宮蔵)を特別公開(展示期間10月15日~11月6日)。また、近代京都画壇で活躍した都路華香による「弓競べ」(鉄斎堂蔵)をはじめ、弓をめぐる作品も多数紹介。
【前期】10月15日(土)~11月6日(日)
【後期】11月8日(火)~11月27日(日)
一般500円、大学生400円、18歳以下無料(大学生を除く)。
※庭園との共通券/一般750円、大学生580円
問い合わせTEL075・981・0010、FAX075・981・0009(八幡市立松花堂庭園・美術館)。
【関連イベント】
学芸員による展覧会見どころ解説/10月29日(土)、11月19日(土)、各日14時~、同館講習室。
無料。
定員20人※要予約(同館までTEL、FAX、来館にて申し込み)
dot architects & 和田ながら 『うみからよどみ、おうみへバック往来』

10月14日(金)~10月16日(日)。京都芸術センター講堂(京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町546-2。地下鉄烏丸線「四条」、阪急京都線「烏丸」より徒歩5分。Pなし)。TEL075・213・1000。※ご来場の際は公共交通機関をご利用下さい
水をめぐる思考の断片が、うごめきだすとき
生活のあらゆる営みをつなぐ水を手がかりに、関西の風土や文化のねっこを探求し続けてきた大阪を拠点にする建築家ユニット dotarchitectsと、京都を拠点にする演出家・和田ながら。初年度(2020年)は「水と琵琶湖」、2年目(2021年)は水の恵みをいただく食事に着目し、関西になじみの深い「お好み焼き」をリサーチ。今期は「循環」へと大きく視点を広げ、山から川へ、そして生きる糧を育む水田へ。さらには湖や魚たち、海へとめぐってゆく水を見つめながら、3年間のフィールドワークを締めくくっていく。集大成として発表するのは、複数の短編からなるオムニバスの演劇作品。膨大な調査記録や事実(A面的なもの)と、そこから想像力を広げて放たれる自由なクリエーション(B面的なもの)。両者がせめぎ合い、あるいは並走しながら生まれていく物語は、まだ見ぬ舞台表現へと進化する可能性を秘めている。
一般3000円(前売り2500円)、ユース(25歳以下)・学生2500円(前売り2000円)、高校生以下1000円、ペア前売り4500円。
※全席自由
チケット取り扱い オンラインチケット
問い合わせTEL075・213・5839(KYOTO EXPERIMENT 事務局/11時~19時 日・祝休〔開催期間中無休〕)
【公演日時の詳細】
10月14日(金)19時
10月15日(土)13時・16時★
10月16日(日)16時★☆
★=ポスト・パフォーマンス・トークあり
☆=託児サービスあり(申し込みはこちら)
※開場は各開演時間の30分前
吉田晴夫展

10月14日(金)~10月19日(水)12時~18時、space 妙(みょう)(京都市左京区松ヶ崎堀町1-1。地下鉄烏丸線「松ヶ崎」2番出口より北山通を東へ約5分)TEL090・6605・0656。
問い合わせTEL090・6605・0656(space 妙)。