泥象(でいしょう)鈴木治の世界~「使う陶」から「観る陶」、そして「詠む陶」へ

 7月12日(金)~8月25日(日)9時半~17時(月曜休、祝日の場合開館。金曜20時まで開館。30分前締切)、京都国立近代美術館(京都市左京区岡崎円勝寺町〔岡崎公園内〕。市バス「東山二条」「京都会館美術館前」下車徒歩約5分。Pなし、周辺に有料あり)TEL075・761・4111。
 戦後の日本陶芸を代表する陶芸家の1人として知られる鈴木治(1926-2001)の没後初めての大規模な回顧展。
 初期作品から晩年の未発表作品まで含む約150点で、作者が到った「〈使う陶〉から〈観る陶〉へ、〈観る陶〉から〈詠む陶〉へ」の足跡をたどります。没後10年を経てもなお私たちを惹きつけ、新鮮な感動を与えてくれる鈴木治の作品世界を展観します。
 一般1200円(前売り1000円)、大学生800円(前売り600円)、高校生400円(前売り200円)、中学生以下無料。
 チケット取り扱いTEL0570・02・9999(チケットぴあ)Pコード:765-720、ローソンチケットLコード:54592 ほか。
 問い合わせTEL075・761・4111(京都国立近代美術館)/TEL075・761・9900(テレホンサービス)。

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近藤嘉宏plays三大ピアノソナタ~ベートーヴェン・シネマ&リサイタル

 7月12日(金)18時半開演(18時開場)、京都コンサートホール小ホールアンサンブルホールムラタ(京都市左京区下鴨半木町1-26。地下鉄烏丸線「北山」1番出口より南へ徒歩5分。有料Pあり)TEL075・711・2980(代)。

  1. 映画「エロイカ」上映
  2. 近藤嘉宏ピアノ・リサイタル三大ピアノソナタ「悲愴」「月光」「熱情」

 当日4000円(前売り3800円)。全席自由。※未就学児入場不可
 チケット取り扱い・問い合わせTEL075・711・3231(京都コンサートホールチケットカウンター/10時~17時、第1・3月曜休)。

東西狂言~華の競演

 7月12日(金)18時半開演(18時開場)、京都芸術劇場春秋座(京都市左京区北白川瓜生山2-116。市バス「上終町・京都造形芸大前」下車すぐ。Pなし)TEL075・791・9207。
 東西の2流派が、同じ曲に出演し、1曲の中でそれぞれの演技を競うという「競演」の試みに挑戦。

  • 止動方角(しどうほうがく)
    茂山千五郎、茂山七五三、丸石やすし、山下守之
  • 奈須与市語(なすのよいちのかたり)
    野村万作(人間国宝)
  • 素囃子
    藤田六郎兵衛、大倉源次郎、亀井広忠、前川光範
  • 髭櫓(ひげやぐら)
    野村萬斎、茂山逸平、石田幸雄、茂山正邦、茂山茂、茂山童司、島田洋海、茂山宗彦 ほか
  • トーク(予定)
    野村萬斎、茂山逸平
    司会=渡邊守章(演出家、京都造形芸術大学舞台芸術研究センター所長・教授)

 S席一般6000円、S席シルバー5500円、A席一般5000円、A席シルバー4500円。全席指定。※未就学児入場不可
 チケット取り扱いTEL075・791・8240(京都芸術劇場チケットセンター/平日10時~17時)、TEL0570・02・9999(チケットぴあ)Pコード:427-832、イープラス ほか。
 問い合わせTEL075・791・9437(京都造形芸術大学舞台芸術研究センター)。

美術部あーちすと会春季龍美展

美術部あーちすと会春季龍美展 7月12日(金)~7月14日(日)10時~16時(最終日15時まで)、京都市勧業館「みやこめっせ」BF特別展示場A室(京都市左京区岡崎成勝寺町9‐1。地下鉄東西線「東山」2番出口より徒歩約8分、または市バス「京都会館・美術館前」下車すぐ)TEL075・762・2630。
 龍谷大学学友会学術文化局美術部あーちすと会による展示会。
 問い合わせTEL075・643・5907(龍谷大学紫明館:美術部あーちすと会)。

椿屋・辻ヒロミ2人展「なつのたより2013~月草の手紙」

椿屋・辻ヒロミ2人展「なつのたより2013~月草の手紙」 7月11日(木)~7月21日(日)11時半~19時(水曜休。最終日18時まで)、ブックカフェ&ギャラリー・ユニテ(京都市左京区新先斗町133番地サンシャイン鴨川1F。地下鉄東西線「京都市役所前」より徒歩5分、または市バス「川端二条」下車)TEL075・708・7153。
 大切なひとに夏の便りを書きたくなるような、図書館をイメージした空間をつくります。
 問い合わせTEL075・708・7153(ブックカフェ&ギャラリーUNITE’)。

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奥谷隆央展~注器・水滴・筆架・墨床

奥谷隆央展~注器・水滴・筆架・墨床 7月10日(水)~7月28日(日)12時~19時(火曜休。最終日17時まで)、ギャラリーかもがわ(京都市上京区葭屋町通出水上ル亀屋町321。市バス「堀川下立売」下車徒歩2分。Pなし、周辺に有料あり)TEL075・432・3558。
 問い合わせTEL075・432・3558/FAX075・415・7900(ギャラリーかもがわ)。

藤田美智個展「ここではないどこかへ」

藤田美智個展「ここではないどこかへ」 7月10日(水)~7月15日(月・祝)12時~19時(最終日17時まで)、ギャラリー・オルト・プロジェクト(京都市左京区岡崎西天王町84-1 M&M’sアパートメント1F-B。京都市バス「京都会館美術館前」下車徒歩3分)TEL075・201・9631。
 問い合わせTEL075・201・9631(Gallery Ort Project)。

創~それぞれの想い

創~それぞれの想い 7月10日(水)~7月23日(火)11時~19時(金曜20時まで、最終日16時まで)、ぎゃらりぃ西利4F(京都市東山区四条通祇園町南側578〔京つけもの西利祇園店〕。京阪本線「祇園四条」下車徒歩5分)TEL075・525・7111。
 7月13日(土)17時より、パーティを開催。
 問い合わせTEL075・525・7111(ぎゃらりぃ西利)。

舞踊ワークショップ~桂勘の「身体に貞く」

 7月10日(水)~7月12日(金)17時~20時45分、東山いきいき市民活動センター会議室3(京都市東山区花見小路古門前上巽450〔京都市役所東山区役所三条コミュニティセンター内〕。地下鉄東西線「東山」より徒歩5分)TEL075・541・5151。
 国内外で活躍する舞踊家・桂勘が30年かけて採集してきた、面白い振付の材料の見つけ方を、一緒にワークします。
 講師=桂勘(舞踊家)。
 [単回]3000円、[3回]8000円。定員10人。※要予約
 申し込み・問い合わせbaab@tcn.zaq.ne.jp(ばんど)。

SHELL~土橋隆弘展

SHELL~土橋隆弘展 7月9日(火)~7月21日(日)11時~19時(月曜休。最終日18時まで)、ギャラリー・パルク(京都市中京区三条通御幸町弁慶石町48三条ありもとビル2F。地下鉄東西線「京都市役所前」より徒歩3分)TEL075・231・0706。
 土橋隆弘(つちはし・たかひろ/大阪・1966~)は、大阪デザイナー専門学校でガラスの基礎制作を学んだ後、1990年代より各地のガラス工房で研鑽を積みながら、様々なコンペで受賞を重ねるなど精力的な活動をおこなってきました。土橋はその後、2000年から株式会社黒壁(滋賀・長浜)の専属作家として活躍するとともに、多くの個展開催により広く作品を発表しており、独立した現在では滋賀県守山市に工房を構えて(2013年より)自身の表現をさらに錬磨すべく研鑽に励んでいます。
 土橋にとって節目ともなる2013年に開催される本展では、生物の構造を取り入れ、そこに力強くも繊細な新たなイメージを具現化させた「Shell(シェル)~殻~」シリーズをはじめとする大型作品を中心に、日常使いの茶器や花器など、これまでの作品を一堂に展示いたします。
 「心の中の英知と狂気、夢と現実との葛藤の狭間からイメージは生じる」とするその作品には、溶融したガラスの伸びやかさや透明感を活かしたものとともに、相反してガラスの特性を断ち切るかのような重厚な存在感を持つものも見られ、それぞれに土橋が内なる感情・精神・思想と向き合いながら、制作を為してきた様子が見てとれます。また、熱せられたガラスに向かう一瞬に凝縮された、多様な技術と柔軟な感性によって生み出されるその作品は、心地よい緊張感と広がるイメージを鑑賞者にもたらすかのようです。
 「ガラス」の可能性に迫まった土橋の多彩な表現をご覧いただくとともに、身近でありながらその深淵を知る事の少ない世界をお楽しみください。(ギャラリー・パルク)
 問い合わせTEL/FAX075・231・0706(ギャラリー・パルク)。