亀岡市での全員制の中学校給食の実現を求める「亀岡の中学校給食の実現を目指す会」は11月26日、亀岡市議会に給食実現を求める請願とともに賛同署名5954人分を提出しました。請願の紹介議員を日本共産党同市議団の田中豊氏ら各市議が務めました。

 同会は10月23日に結成後、同市内のスーパー前などで5000人分を目標に署名を集めてきました。保護者らから「早く実現してほしいですね」「本当は私たちがやるべきことをしてくれてありがたい」と多くの激励が寄せられ、約1カ月の短期間で目標突破となりました。

 府内で全員制の中学校給食を未実施または実施方針を持っていないのは、同市と京都市(選択制のデリバリー弁当)のみです。亀岡市教育委員会は10月30日に、選択制のデリバリー弁当を来春から全中学校で導入する方針を表明しています。

 請願では、「デリバリー方式の全中学校への拡大でなく、すべての中学生を対象に安全で、温かく、おいしい給食の早急な実施を」と求めています。

 同会事務局の中井和夫さんは、「市はデリバリー弁当を『給食』ではなく、弁当を持参できない子どもへの対応と位置付けています。であるならば、全員制で温かくおいしい『給食』の実施を改めて求めていきたい」と話しています。

 請願は同日開会した同市議会12月定例会で審査(7日、総務文教委員会)されます。

(「週刊京都民報」12月2日付より)