記憶と気象:森太三展
10月5日(土)~10月20日(日)11時~19時(月曜休。最終日18時まで)、ギャラリー・パルク(京都市中京区三条通御幸町弁慶石町48三条ありもとビル2F。地下鉄東西線「京都市役所前」より徒歩3分)TEL075・231・0706。
美術作家・森太三(もり・たいぞう/大阪・1974~)は、1999年に京都精華大学大学院美術研究科立体造形専攻修了以降、2006年の「クリテリオム69」(水戸芸術館・茨城)や、2011年の個展「空を眺める」(GALLERY wks.・大阪)などのギャラリーや美術館での発表に留まらず、2009年の「越後妻有アートトリエンナーレ」での小学校の床全面を紙粘土で敷きつめるインスタレーションをはじめ、2012年の和室空間を持つギャラリー揺(京都)での個展や昭和初期建築である常懐荘(愛知)での展示など、多様な場所・空間での発表に積極的に取り組んでいます。
とりわけ身近な素材と手仕事を用い、展示空間の持つ性質を丹念に見極め、その特性を過不足なく取り込んだインスタレーションは、空間に「ある風景」をつくり出します。
展覧会タイトルを「記憶と気象」とする本展では、森がこれまで幾度か用いてきた紙片によって、外光を取り込んだギャラリー内部にひとつの風景が広がります。鑑賞者は目の前の風景を見やり、歩き、留まり、あるいは寝転がったりするうちに、いつしか内なる記憶や心象を手繰り、そこに「何かのような」あるいは「まったく新しい」風景を見つけることになるかもしれません。
本展において、鑑賞者は自らを基点とした外(目の前の風景)と内(空想や心象)への2つの旅を体験し、そこにある僅かなズレや確かな繋がりを感じる事となるのではないでしょうか。(ギャラリー・パルク)
問い合わせTEL/FAX075・231・0706(ギャラリー・パルク)。
シューマン《詩人の恋》の世界~能管と歌曲のコンサート (公財)青山財団助成公演
10月5日(土)15時開演(14時半開場)、バロックザール青山音楽記念館(京都市西京区松尾大利町9-1。阪急嵐山線「上桂」より西へ300メートル。Pなし)TEL075・393・0011。※ご来場の際は公共交通機関をご利用ください
出演=野中久美子(能管)、小原裕之(バリトン)、大坪健人(ピアノ)
プログラム=シューマン/詩人の恋、野中久美子/ふえのうた~《詩人の恋》へ捧ぐ ほか
一般3500円(前売り3000円)、学生2000円(前売り1500円)。全席自由。※未就学児入場不可
チケット取り扱い TEL075・393・0011(バロックザール青山音楽記念館)、TEL0570・02・9999(チケットぴあ)Pコード:202-796 ほか。
問い合わせTEL075・393・0011(バロックザール青山音楽記念館/9時半~18時、月・火曜休)。
連続講座「買い物を変える生活、企業、社会が変わる!グリーンコンシューマーのリーダーになろう」
10月5日(土)・10月6日(日)・10月14日(月)10時~17時、ウエダ本社北ビル2F(京都市下京区五条堺町角塩釜町363。地下鉄烏丸線「五条」より徒歩5分)TEL075・341・4111。
講義やワークショップやクイズ、ゲームを交えながら、グリーンコンシューマーの視点、知識を多角的に学びます。
- 10月5日(土) 「買いものでCO2を減らそう」
買い物を通して社会を変える「グリーンコンシューマー活動」の意義と効果、私たちの暮らしと地球温暖化がどうつながっているのか、講座とクイズを通して学びます。各地のグリーンコンシューマー活動事例も紹介します。 - 10月6日(日) 「買いものでごみの発生を減らし、生物多様性を守ろう」
私たちの暮らしとごみ問題はどうつながっているのでしょうか。ごみ問題と生物多様性とのつながりに気づく「買い物ゲーム」も行います。国内外の商店街、スーパーでの容器包装削減や生物多様性を守る取り組みも紹介します。 - 10月14日(月) 地球温暖化防止、ごみ減量、生物多様性の保全に役立つグリーンコンシューマー活動をつくろう!
あたかも(過度に)環境に配慮しているかのように見せかける表示、広告「グリーンウォッシュ」について学び、調査を行う際にポイントとなる表示、広告を見る力をつけます。最後に、スーパーなど小売店舗の環境の取り組みについて学び、店舗のエコロジー度をチェックする調査票を作成します。
講師=高月紘(京都大学名誉教)、杦本育生(環境市民代表理事)、堀孝弘(奈良県生駒市環境経済部次長)下村委津子(環境市民理事)
3回1000円。定員20人。
申し込み・問い合わせTEL075・211・3521/FAX075・211・3531/life@kankyoshimin.org(環境市民)。
- 講座終了後、スーパーを対象に、環境を大切にした商品を置いているかどうか、環境の取り組みをしているかどうかを調べる「グリーンコンシューマー調査」を行います。その調査に、調査員として参加をお願いします。(京都市内等で実施。交通費有。2人1組で2店舗程度。調査員に大きな負担はかけません)
- 全3回の講座に参加が可能な方を優先します
劇団うりんこ『罪と罰』
10月5日(土)14時開演(13時半開場)、京都市北文化会館(京都市北区小山北上総町49-2〔キタオオジタウン内〕。地下鉄烏丸線「北大路」1番出口すぐ。有料P少あり)TEL075・493・0567。※ご来場の際は公共交通機関をご利用下さい
原作=ドストエフスキー
訳=工藤精一郎(新潮文庫)
脚色・演出=山崎清介
出演=原田邦英、柴田早苗、大谷勇次、青山知代佳、内田成信、下出祐子、村井美奈、にいみひでお、宮腰裕貴、鷲見裕美
[KYOTO EXPERIMENT2013フリンジ企画「オープンエントリー作品」]
一般3500円(前売り3000円)、学生2800円(前売り2300円)。
チケット取り扱いTEL075・955・4366(おとくにパオ)、TEL052・772・1882(劇団うりんこ) 、TEL0570・02・9999(チケットぴあ)Pコード:429-814 ほか。
ダンス公演「松本成弘の世界」
10月5日(土)19時/10月6日(日)17時、初音館スタジオ(京都市中京区笹屋町444-B1。地下鉄「烏丸御池」3番出口より徒歩3分)。
- 『溺愛』
演出・出演=松本成弘 - 『人間間』
演出・振付=松本成弘
出演=逹矢、辻本佳、ネコ・ザ・メタボ、浜田優、Bae Suhyun
当日1200円(前売り1000円)。全席自由。
チケット取り扱いTEL090・5367・2986(松本)。
古代学協会公開講演会「マヤ文明の神秘のベールをはぐ~石器の都市文明の実像に迫る」
10月5日(土)13時~15時(12時半受付)、佛教大学四条センター(京都市下京区四条通烏丸東入ル長刀鉾町8京都三井ビルディング4F。地下鉄烏丸線「四条」・阪急京都線「烏丸」21番出口よりエレベータ直結)TEL075・231・8004。
ジャングルにそびえ立つ神殿ピラミッド、広場に林立する石碑、交易に用いられた黒曜石…。マヤ文明は中米の密林に花ひらき、16世紀まで繁栄した究極の石器文明でした。マヤの支配層は、コロンブス以前のアメリカ大陸で文字、暦、算術、天文学を最も発達させたのです。青山先生は、1986年からホンジュラスのコパン遺跡やセイバル遺跡などでマヤ文明の調査に従事しておられます。
セイバル遺跡における調査では、マヤ文明の特徴である公共祭祀建築と公共広場が、従来の学説よりも少なくとも200年ほど早く、前1000年頃に建設されたことがわかり、世界的にも権威のある米国のScience(2013年4月26日発行)にその成果が掲載されました。もはやマヤ文明を謎と神秘のベールに包んで論じる時代ではありません。マヤ文字は王の事績を語り、考古学は実際に生きていた貴族や農民の暮らしを具体的に明らかにしてくれるのです。第一線の研究者が最新の研究成果に基づいて、マヤ文明の実像に迫ります。
講師=青山和夫(茨木大学人文学部教授)。
1000円。定員先着150人。※申込不要
問い合わせTEL075・252・3000/FAX075・252・3001(古代学協会:山崎)。
告井延隆ライブ
10月5日(土)13時開演(12時開場)、ハイファイカフェ(京都市中京区新烏丸通夷川上ル藤木町41-2。地下鉄東西線「京都市役所前」より徒歩約5分)TEL075・201・6231。
「ほぼ日」やピーターバラカンさん、ゴンチチさんのFM番組on airでビートルズナンバーをアコースティックギター1本で奇跡の再現と話題。センチメンタルシティロマンスのベテランギタリスト告井延隆さんのソロギターライブが再び実現。
出演=告井延隆。
当日2200円(前売り2000円)。※要1オーダー
問い合わせTEL075・201・6231(ハイファイカフェ:吉川)。
NUIT BLANCHE KYOTO 2013~パリ白夜祭への架け橋
10月5日(土)18時~25時、京都国際マンガミュージアム、アンスティチュ・フランセ関西、地下鉄烏丸御池駅構内、京都芸術センターほか、京都市内各所。
姉妹都市であるパリ市で毎年10月の夜に開催されている「ニュイ・ブランシュ(白夜祭)」に合わせて、京都市内各地で日仏の現代アートを無料で楽しめるイベント「ニュイ・ブランシュ KYOTO」を開催します。
第3回を迎える今年は、フランスとドイツの友好関係の基礎を築いたエリゼ条約締結50周年を記念して、ドイツ人アーティストも参加します。
- 京都国際マンガミュージアム 18:00~22:00
「マチデコ・インターナショナル~街を映像でデコレートするプロジェクト~」 ほか - アンスティチュ・フランセ関西(旧関西日仏学館) 21:00~25:00
高橋匡太、エリック・シェーファー+ウルリケ・ハーゲ、河合政之+浜崎亮太、双子の未亡人、ニシジマ・アツシ+竹村延和+村井啓哲 - 地下鉄烏丸御池駅構内 10:00~22:00
サブウェイ・パフォーマーによるコンサート、「Kotochika(コトチカ)御池」内店舗における協賛企画 - 京都芸術センター 10:00~22:00
ダヴィデ・ヴォンパク+ミコ・イニネン、カティ・オリーヴ、ステファン・ドゥ・メデロス、ビリー・カウィー、高嶺格 - ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川 21:30~23:30
ドリス・デリエ、山崎康 - 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(アクア) 18:00~24:00
ヴァンサン・フルニエ、シルヴィ・ロドリゲス、伊東宣明、YAP、山本篤、小山NAT、セキンタニ・ラ・ノリヒロ、最後の手段、CPWO ほか - 京都市役所前広場 19:10~19:50
ほか、市内アートギャラリーで展示あり。
無料。
問い合わせTEL075・222・3072/FAX075・222・3055(京都市総合企画局国際化推進室) ほか。
勝林院開創一千年紀
10月5日(土)~10月20日(日)、勝林院(京都市左京区大原勝林院町187。市バス・京都バス「大原」下車徒歩約15分)TEL075・744・2537。
開創1000年を記念した記念法要。
梵唄声明とは、経典などに旋律を付けて独特の節回しで唱える宗教音楽です。その起源は古代インドに求められ、中央アジアを経て中国に伝えられ、そして仏教伝来とともに日本へも伝えられました。
仏教を通して日本文化の素晴らしさを発信すべく、天台宗以外の多くの宗派も出仕し法要を執り行い、勝林院本堂を中心に繰り広げます。
一般300円、中学生以下200円(拝観料)。
問い合わせTEL075・744・2409/FAX075・744・2912(勝林院一千年紀実行委員会 )。