2月25日(金)~5月22日(日)10時~17時(月・火曜休、ただし祝日の場合開館。入館16時半まで)、清水三年坂美術館(京都市東山区清水3丁目337-1。市バス「清水道」下車徒歩7分、清水寺門前三寧坂北入。Pなし、周辺に有料あり)TEL075・532・4270。
 明治39年、帝室技芸員に任命されたほか、東京美術学校の漆芸科教授としても活躍し、価格の優秀な弟子たちを育てた白山松哉と、その弟子達の作品をともに展示し、その共通点、相違点等を展観します。又、同時に松哉の息子で画家として活躍した白山春邦(しらやましゅんぽう)の作品も展示。
 常設展=幕末・明治の名宝─金工、七宝、蒔絵、京薩摩
 一般500円、大高中生300円、小学生200円。
 問い合わせTEL075・532・4270(清水三年坂美術館)。


 白山松哉(しらやましょうさい)(1853-1923)ほど魅力的な作品を残した蒔絵師はいない。どんな名工にも駄作があるものだが、松哉の作品には一切駄作がない。全ての作品が美しくて気品があり完璧なのである。決して妥協を許さない人だったに違いない。しかも作品は独創性に富み、他の作家の作品とは容易に区別がつく。それは図柄であったり、技法であったりするが、感性そのものの違いと言って良いだろう。
 松哉は明治39年(1906)に帝室技芸員に任命された。蒔絵師としては柴田是真、川之辺一朝、池田泰真に次いで四人目の帝室技芸員である。又、東京美術学校(現、東京芸大)の漆芸科の教授としても活躍した。多くの優秀な弟子達を育てたことでも知られており、中でも守屋松亭(もりやしょうてい)、鵜沢松月(うざわしょうげつ)たちは多くの名品を残した。今回の展示では弟子達の作品も一緒に展示し、その共通点、相違点等も楽しんで頂けたらと思います。又、同時に松哉の息子で画家として活躍した白山春邦(しらやましゅんぽう)の作品も展示します。

─清水三年坂美術館

【ギャラリートーク】
3月26日(土)14時(60分)
 常設展、企画展ともに案内し、館長による展示解説会を開催。
 無料(要入館料)
 ※参加者多数の場合は先着優先

https://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/noimage.jpghttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2015/04/noimage.jpgkyomin-minpoイベント清水三年坂美術館 2月25日(金)~5月22日(日)10時~17時(月・火曜休、ただし祝日の場合開館。入館16時半まで)、清水三年坂美術館(京都市東山区清水3丁目337-1。市バス「清水道」下車徒歩7分、清水寺門前三寧坂北入。Pなし、周辺に有料あり)TEL075・532・4270。  明治39年、帝室技芸員に任命されたほか、東京美術学校の漆芸科教授としても活躍し、価格の優秀な弟子たちを育てた白山松哉と、その弟子達の作品をともに展示し、その共通点、相違点等を展観します。又、同時に松哉の息子で画家として活躍した白山春邦(しらやましゅんぽう)の作品も展示。  常設展=幕末・明治の名宝─金工、七宝、蒔絵、京薩摩  一般500円、大高中生300円、小学生200円。  問い合わせTEL075・532・4270(清水三年坂美術館)。  白山松哉(しらやましょうさい)(1853-1923)ほど魅力的な作品を残した蒔絵師はいない。どんな名工にも駄作があるものだが、松哉の作品には一切駄作がない。全ての作品が美しくて気品があり完璧なのである。決して妥協を許さない人だったに違いない。しかも作品は独創性に富み、他の作家の作品とは容易に区別がつく。それは図柄であったり、技法であったりするが、感性そのものの違いと言って良いだろう。  松哉は明治39年(1906)に帝室技芸員に任命された。蒔絵師としては柴田是真、川之辺一朝、池田泰真に次いで四人目の帝室技芸員である。又、東京美術学校(現、東京芸大)の漆芸科の教授としても活躍した。多くの優秀な弟子達を育てたことでも知られており、中でも守屋松亭(もりやしょうてい)、鵜沢松月(うざわしょうげつ)たちは多くの名品を残した。今回の展示では弟子達の作品も一緒に展示し、その共通点、相違点等も楽しんで頂けたらと思います。又、同時に松哉の息子で画家として活躍した白山春邦(しらやましゅんぽう)の作品も展示します。 ─清水三年坂美術館 【ギャラリートーク】 3月26日(土)14時(60分)  常設展、企画展ともに案内し、館長による展示解説会を開催。  無料(要入館料)  ※参加者多数の場合は先着優先京都のイベントの最新情報がわかる京都イベントナビ