“わたしが商売を始めた体験語ります”中京民商が開業目指す人を応援するトークイベント/11月9日、京都経済センター

開業したい人集まれ!――中京民主商工会は11月9日午後2時から、開業を目指す人を後押しするためのトークイベント「わたしが商売をはじめた日。」を京都経済センター(京都市下京区四条通室町南東角)3階会議室3Hで開催します。
開催は今回で6回目。武庫川女子大学准教授で、中小企業や地域振興が専門の山下紗矢佳さんがコーディネーターを務めます。中京民商の会員で、それまでの仕事を辞めて開業した2人と家業を継いだ1人の計3人が、開業するまでの苦労や事業を継承する上での悩み、自営業の面白さなどを語り、参加者からの質問にも答えます。
体験を話す吉岡富美子さんは、カフェ&バー「オフタイム」(JR円町駅から徒歩4分)を営む元保育士。開業から12年目になります。料理好きでカフェを営むのが長年の夢でした。58歳で定年を前に退職。1年間の準備を経て開店しました。
念願かなって営業する店のメニューは手作りにこだわります。ケーキ、定食で出すみそ汁のみそをはじめ、スパイス香るカレーに添えるらっきょうも飴色によく漬かった自家製です。生き生きと働く吉岡さんは「完璧な開業準備はないですよ。まずは動き出してあきらめないこと。私の体験が参考になって踏み出す一歩になればうれしいです」と話します。
2人目の神野悠華さんは占術師。占い好きが高じて、仕事をしながら先生について10年間の修行の後、2014年に京都市内で独立開業しました。3人目の木戸礼二さんは、100年続く理容店の3代目。山科区や東京での修行を経て、2003年に後を継ぎました。
それぞれ開業、事業継承と立場は違うものの実践的アドバイスをします。中京民商事務局長の山元歩美さんは、「これまでの回の参加者には、開業希望の人だけでなく、体験者の人生ドラマや異業種の話を聞きたいという人もいました。貴重な話を聞けるチャンス。ぜひ参加をお待ちしています」と呼びかけています。
参加定員40人で、事前申し込みが必要。参加費500円(中京民商会員、中商サポーターは無料)。問い合わせ・申し込みは同民商℡075・231・0101。メール:tax-110@iaa.itkeeper.ne.jp



