「京都の市民の共同候補、倉林さんの勝利を」と呼びかける志位議長(左)=7月19日、京都市左京区

 明日(7月20日)投票の参院選で、選挙戦最終日の19日、日本共産党の志位和夫議長は京都市内を駆け巡り、京都選挙区(改選数2)で大接戦となっている倉林明子候補とともに京都市内各所で訴え。「ここ京都で比例の躍進と倉林明子さんとの二つの勝利で、自民党にサヨナラの審判を下そう」と訴えました。

 左京区の百万遍交差点で志位氏は、衆院に続き参院でも自民・公明を少数に追い込もうと参院選をたたかい、現実的に自公を少数に追い落とす可能性が濃厚になってきたと述べ、「明日はとどめの審判を下そう」と呼びかけました。

延伸計画3度目止めた 倉林さん勝利で「白紙撤回に」

 志位氏は、京都の大争点である北陸新幹線延伸計画について、市民運動とともに3度も着工を止めてきた倉林候補の実績を紹介し、「日本共産党と倉林さんの勝利で自民党候補を落とし、延伸計画を白紙撤回に追い込もう」と力を込めました。

 財源とセットで消費税の5%への減税、国費を投入して医療・介護の崩壊を止める党の提案を紹介。医療費、社会保障費削減の方向性で一致する自民、公明、維新、国民の“医療破壊4党連合”に日本共産党と倉林さんへの一票で厳しい審判を下そうと述べ、「医療・介護の現場の苦しみを政府に突きつけ一歩も引かないのが倉林さん。国民の命綱の議席を守り抜こう」と訴えました。

 最後に、差別と排外主義は戦争への道だと指摘し、人間の平等と差別のない社会を求め続けた日本共産党の103年の歴史に触れた志位氏は、「時流に流されず、正論を貫く党が必要ではないでしょうか。日本共産党、そして党派の違いを超え市民共同の候補の倉林さんを必ず国会へ押し上げて」と力説しました。

倉林候補「自公過半数割れで、消費税減税する国会を」

 倉林候補は、「自民党を追い落とす絶好のチャンスを迎えています。自民党に追いつき、追い越し、追い落そう」と強調。「自公過半数割れに追い込んで、消費税を減税する新しい国会をつくるため、勝ち抜かせて下さい」と力を込めて訴えました。

「ひめゆり発言」反省ない人はダメ

 自民・西田候補を当選させたくないと演説を聞きに来た20代の女性は、「支持政党はないが、ひめゆり発言に反省もない人を京都から国会に戻してはいけないと思うので倉林さんに通ってほしい。友達にも倉林さんにと依頼している」と話していました。