【精華町議選】コミュニティーバス充実/デマンドバスの利便性向上/中学生通学費全額補助 住民要求実現へ共産党3候補奮闘 5月6日告示・11日投票
5月6日告示、11日投票で行われる精華町議選(定数18)で、日本共産党は佐々木まさひこ(66)、つぼい久行(74)、竹川ますお(69)=いずれも現=の3議席の確保を目指します。3候補は、コミュニティーバスの充実やデマンドバスの利便性の向上、中学生の通学費全額補助などを公約に掲げて奮闘しています。
同町のコミュニティーバス「精華くるりんバス」は2005年3月から運行。JR祝園駅・近鉄新祝園駅を起点に北側の「北ルート」と南側の「南ルート」を設けていましたが、利用者が少ないなどの理由で「北ルート」を廃止し、8人乗りの車両による「精華町デマンド交通」を24年10月から開始しています。
くるりんバスの運賃が100円なのに対し、デマンド交通は300円と高額になるほか、予約も必要になりました。くるりんバスが廃止された地域に住む杉本清美さん(79)は、「以前はバイクで祝園駅前の生協まで買い物に行っていたが、足が悪くなって免許も返上し、バイクが利用できなくなった。予約するのは大変。くるりんバスを復活してほしい」と語ります。
半額補助でも「年間3万円の交通費負担」
中学生の通学を巡っては、精華中学校に近鉄京都線以東の精北小学校区から通う生徒は、電車通学が義務づけられているほか、精華西中学では申請のよりバス通学が認められています。公共交通機関を利用する生徒の定期券については、半額補助となっていますが、日本共産党は全額補助を求めています。
精北小学校区に住み、中学2年生と小学校6年生の子どもを持つ岡井紅仁さん(40代)は、「半額補助が出ても年間3万円の負担になる。区域によって負担が違うのも不公平。全額補助を実現してほしい」と訴えています。