京都府内24の産業別労働組合、20の地域労働組合が加入するローカルセンター、京都地方労働組合総評議会(京都総評)は2月19日、府知事選(3月24日告示、4月10日投票)に立候補を表明したかじかわ憲(けん)・議長を知事に押し上げようと、「知事選勝利、激励・決起集会」を、京都市中京区のラボール京都で開きました。オンラインと合わせて160人が参加し、「京都総評すべての組合員の力を合わせ、必ず扉を開こう」と決意を固め合いました。

 柳生剛志事務局長が総評として推薦するに至った経過を報告。「医療、公衆衛生の現場で奮闘する仲間に報いたい」と府政転換を目指して、立候補の要請に応じる意向を固めたかじかわ氏の決意に応えるとともに、労組が積み上げてきた成果を社会に還元するチャンスだと知事選の意義を強調。コロナ禍で貧困と格差が広がる中、中小企業支援の抜本的強化を通じた賃上げで、暮らしも地域経済も支える経済対策を提案し、それが府の最賃審議会答申にも実った経験にふれ、「その先頭に立ったのがかじかわさん。現職知事に対する最高、最強の挑戦者です。一人ひとりの知恵、心を合わせて奮闘しよう」と呼びかけました。

 候補者として登壇した、かじかわ氏は、コロナ禍で聞いてきた暮らしの不安、医療や公衆衛生現場の労働者の苦悩の声を涙ながらに紹介。これら府民から寄せられた声と「今が労組の出番」との後押しがあり、「こんなに労働組合が期待されている時に応えずにどうする」と決意したことを報告。春闘も知事選もたたかう京都総評の姿を見せようと呼びかけ、「京都府で公契約条例をつくり、総評が提案している経済政策を実践する知事になる」と力を込めました。

 京都医労連、府職労連、京建労、京教組、福知山地労協の代表らが激励の言葉を述べ、「ガンバロー」と拳を突き上げて団結の意志を表しました。