ロシアのウクライナ侵略に抗議して集まった市民ら(2月26日、京都市東山区円山公園内)

 ロシアのウクライナ侵略に抗議するアピール行動が2月26日、京都市東山区の円山公園内で行われ、関西在住のロシアやウクライナの出身者、賛同者ら約60人が集いました。

 京都市在住のロシア出身の夫妻がインスタグラムやツイッターなどSNSで呼びかけたもの。「狂気を止めろ」「戦争反対」などの手書きのボードやウクライナ国旗を表す水色と黄色の2種の花束を手に、「PEACE FOR UKRAINE」「戦争反対!」「ウクライナに平和を」とコールしました。

 リレースピーチで、ウクライナ出身の徳田エフゲニアさん(33)=奈良県=は、ウクライナの家族や友人の安否が心配で眠れない日が続いていると述べ、「これは侵攻でなく戦争です。黙っていたらダメ。反対の声を上げるしかない」と訴えました。

 日本人男性は、国際法違反のロシアの侵略行為に憤り、初めて行動に参加したと話し、「日本人も国際情勢に関心をもって、何が正しいか見極めてほしい。ロシアの軍事行動がストップすることを願う」と発言しました。

 行動を呼びかけた内賦伊安(ナイフズ・イアン)さん(32)は、「日本在住者として、戦争を止めるためにできるのはアピールすること」と話し、戦争反対の抗議の声を各地からSNSやメディアを通して発信したいと話していました。

関西在住のロシア、ウクライナ出身者らが集い、ロシアによる軍事行動の中止をアピールしました