地元の特産品を使った、あられの製造、包装などを担うメンバーら

 新型コロナウイルス感染防止対策でレストランや店舗を休業した上、物品を販売するイベントが中止となり、手作り商品の販売をメーンとする障害者が働く作業所が苦境に立たされています。「きょうされん」が運営するネットショッピングモールの「TOMO市」では、通所者の仕事づくりと売上、集客に貢献する「コロナ不況に負けるな! 作業所応援ショップ」(https://www.tomoichiba.jp/clp1pc15c163c2365o0of0v0.html)を立ち上げています。きょうされん京都支部に加盟する府内の作業所の応援企画として、自慢の商品を紹介します。

軽い口あたりが好評

「もち焼きあられ」は、京都丹波産のもち米を蒸して餅にし、うすく切り、天日干して焼き、袋詰めまでの工程を、通所する14人のメンバーが担っています。原材料は、もち米もしょうゆも地元産。黒こしょう、えびサラダ、こんぶ、あまから(しょうゆ)、おさかな(カタクチイワシ)、など各種(各150円)。

 「おやさいチップス」は、ポン菓子に代わる商品として製造するようになり、国産馬鈴薯澱粉、野菜を配合した生地をノンフライ(圧力製法)で成形し、サクサクと軽い食感が好評です。ゴボウ、ニンジン、玉ネギ、エンドウ豆、トマトの5種類(各150円)。セットにしたアソート(500円)はプレゼント用に人気があります。

 包装の帯巻き作業を担う新鷲葵さん(21)は、「あまからが一番好き。お給料で服を買うのが楽しみです」と仕事に精を出しています。別のメンバーが製造する洋菓子類では、シフォンケーキが売れ筋ナンバー1です。

 【注文方法】第三かめおか作業所☎0771・21・2275。FAX0771・22・7622ホームページからも可。

もち焼きあられ