皮から手作りの蒸しまん

 新型コロナウイルス感染防止対策でレストランや店舗を休業した上、物品を販売するイベントが中止となり、手作り商品の販売をメーンとする障害者が働く作業所が苦境に立たされています。「きょうされん」が運営するネットショッピングモールの「TOMO市」では、通所者の仕事づくりと売上、集客に貢献する「コロナ不況に負けるな! 作業所応援ショップ」(https://www.tomoichiba.jp/clp1pc15c163c2365o0of0v0.html)を立ち上げています。きょうされん京都支部に加盟する府内の作業所の応援企画として、自慢の商品を紹介します。

人気の看板商品

 「手作り蒸しまん」は、2004年にテークアウトの店としてオープンして以来の人気商品。通年、製造・販売しており、忙しい時には1日で300個製造したこともあります。

 甘さを抑え、もっちりした皮に、豚肉と玉ネギ、キャベツがメーンの肉まん、ハクサイや大根、春雨などを入れた菜まん、あんまんなど5種(各100円)。

 担当職員の栗林瑛慈さんは、「着色料や保存料などの添加物はなし。皮も具(小豆餡以外)も全部手づくりです」と自負し、放課後学童クラブのおやつとしても人気と言います。当初から製造を担うメンバーの支えで、担当職員が代わっても変わらぬ味が提供できる、こだわりの逸品です。

 「〝やる気まんまん〟『まんまん堂』の蒸しまんを食べて、みんな元気を出して」(施設長の西村みつ子さん)と話しています。

 【注文方法】上京ワークハウス☎075・451・3004。

肉まんを手にする栗林さん