2日投開票の京都市長選で、現職の門川大作氏の当選確実の報道を受けて、「つなぐ京都2020」の福山和人氏(58)=日本共産党・れいわ新選組推薦、新社会党府本部・緑の党府本部支持=が午後10時過ぎに、中京区の選挙事務所であいさつしました。福山氏の得票は、161576票(開票率99%)(2月2日午後11時32分)。

 駆けつけた支援者から大きな拍手で出迎えられ、「頑張れ」「福ちゃんありがとう」と激励を受けた福山氏は、「多くの市民のみなさんの期待に答えられなかったのは、私の責任。残念無念だ。身を粉に頑張ってくれたスタッフ、応援してくれた市民のみなさんに心からお礼を言いたい。この選挙を通じて、2年前の知事選挙でも訴えた、市民が政治をつくっていく、この流れをさらに太く大きな流れにすることができた」と述べました。

 「つなぐ京都2020」の共同代表の石田紀郎氏は、「政治は一握りの人のためのものではなく、懸命に生きている人のためのもの。このことを訴え、福山さんは立ち上がってくれた。結果は悔しいが、この流れは決して頓挫するものではない。福山さん、ありがとう」と述べました。選挙事務長の白坂有子氏は、「福山さん、お疲れさまでした。私たちのたたかいは始まったばかり。市民との共闘の流れは誰にも止められない。これからも希望を持っていこう」と訴えました。

 各氏の得票は、門川氏は210456票、村山祥栄氏は94352票(開票率99%)。