大激戦・大接戦となっている京都市長選は明日2日、投票日を迎えます。現職候補を猛追する「つなぐ京都2020」の福山和人候補(58)は最終日の1日、応援に駆け付けた、れいわ新選組・山本太郎代表とともに、四条大宮(下京区)をはじめ市内を6カ所を駆けめぐりました。街頭からの訴えが最後となった三条河原町(中京区)には、800人の聴衆が詰め掛けて街頭は騒然。日本共産党・穀田恵二衆院議員と福山氏、山本氏がそろって、「福山和人でYES」と呼びかけると、聴衆も一緒に拳を突き上げ、街頭は「必勝」を目指す熱気に包まれました。

 四条大宮では、詰め掛けた約300人の聴衆を前に、福山氏と山本氏とが訴え。福山氏は「12年前、今の市長さんは『乾いたタオルを絞るように福祉を削る』と言い、その結果、市民の暮らしはボロボロやないですか」と現市政を告発しました。その上で、自身の公約の「すぐやるパッケージ」を紹介し、「12年間、お金がないからとできひんかったことを、僕が市長になったらやるよ。もう見えている。一緒につかもう」と気迫の訴え。
 山本氏は福山氏を「こんなステキな候補者はいない。困った人に手を差し伸べる人情派弁護士。市長はこの人しかない。ぜひ力を貸してほしい」と力を込めました。

 三条河原町では、みるみるうちに街頭を埋め尽くした聴衆を前に、福山氏は「ここまでやってこれたのはみなさんの応援あってのこと」と感謝の言葉を述べ、市長になって必ず「市民の暮らしを必死のパッチで応援する」と決意を述べました。

 山本氏は「この人をみんなの気迫で必ず市長にしよう」と訴え。穀田氏も「必ず勝利を勝ち取ろう」と呼びかけました。

「前回は門川さん。今回は子育て支援しっかりやってくれる福山さんに」

 この日の街頭演説には、さまざまな思いの市民が参加しました。 四条大宮でじっと演説に耳を傾けていた、30代の子ども連れ夫婦は「前回は門川さんに入れたけど、福山さんが子育て支援をしっかりやってくれると聞いて、演説を聞きにきた」と言います。演説を聞き終えて、夫婦は「子ども医療費無料化、中学校給食、どれもいいな。福山さんに入れます」ときっぱり。

 三条河原町で、大勢の人と一緒にビラを配っていた大西みきさん(49)は「一昨年の府知事選で福山さんを知って、それ以来のファン」と言います。「実は木津川市民なんだけど、じっとしていられなくて。街頭演説の2時間以上前からビラを配ってます。京都が変われば、全国に影響する。どうしても勝ってほしい」と話しました。