■綾部世界連邦運動協議会/9条改憲勢力に立ち向かう共産党に期待します

 総選挙で問うべきことの一つは「共謀罪」法廃止だと思います。私は「大本」の出口王仁三郎を敬愛しています。彼は戦前、当局のフレームアップ(でっちあげ)により治安維持法違反で投獄され、無法な大弾圧で教団は潰され、信徒は国賊呼ばわりを受けました。権力が都合の悪い存在をいかに弾圧するか、身をもって体験しています。共謀罪で同じ道を歩んではいけません。

 大本は開教以来、横暴な為政者を恐れず、反戦平和を貫いた数少ない勢力の1つです。その点は、共産党も同様です。王仁三郎は「平和を語る資格があるのは、大本と共産党だけだ」と語っていました。「共謀罪」法をつくり、9条改憲を進めようとする勢力に立ち向かう存在として、大いに期待しています。

 大本では明治維新後の「われよし、つよいものがち」という社会、つまり、利己主義と覇権主義が蔓延する社会を変えよう主張してきました。安倍さんの呆れるような国政私物化はいただけません。こうした社会ではなく、一人ひとりの命と暮らしを大事にする社会が、今こそ求められています。この視点で見ても、共産党の政策には他党よりも共感が持てます。