■真宗大谷派九条の会・僧侶/市民と野党の共闘の勝利がどうしても必要

 2008年に発足した「大谷派九条の会」」の呼びかけ人の一人です。「会」では、平和を祈念する活動を重ね、今月初めには、他の4団体とともに、緊急集会「壊すな!憲法9条」を京都市内で開きました。私も参加し、総選挙で安倍政権を倒そうとデモ行進しました。

 仏教の経典『ダンマパダ』では、「殺してはならぬ、殺さしめてはならぬ」と繰り返し説き、『仏説無量寿経(ふっせつむりょうじゅきょう)』では「国豊民安(こくぶみんあん) 兵戈無用(ひょうがむよう)(兵隊も武器もいらない)」と教えます。兵や武器を使うなら、国は豊かにならず民も安寧ではないという意味です。安倍政権のもと、今ほど仏教の教えが光を増している時はないでしょう。

 私はジャズミュージシャンでもあり、憲法の前文や9条にオリジナルの曲をつけ、コンサートで披露しています。憲法の良さをもっと知ってもらい、一緒に9条を守りたいとの思いです。 

 総選挙では、安倍政権の「森友・加計疑惑」隠し、原発再稼働の強行も問われています。こうしたことを正すには、市民と野党との共闘の躍進・勝利がどうしても必要です。投票に行って、安倍政治を終わらせましょう。