岡野⾥⾹個展「InBetween_地上と地下をつなぐもの」

9月5日(金)~9月20日(土)11時~18時(最終日16時まで)、桃青京都ギャラリー (京都市中京区一之舟入町375 SSSビル1F。地下鉄東西線「京都市役所前」直結、ゼスト御池16番出口より徒歩3分)TEL075・585・5696。
岡野の作品には、軽井沢の⾃然環境が深く関わっています。⽕⼭の痕跡や霧、森の⽣態系そして空をめぐる雲と光の移ろい ―
その場に存在する⼀瞬の感情を、地層のようなテクスチャーとともに作品に落とし込みながら、過去・現在・未来をブレンドするようにして「意識の層」を器へと昇華させてきました。
2025 年、⻑年にわたり⼼の借景としていた森が突然伐採され、窓の外に巨⼤な落葉松の根が⼭のように積まれた光景が、同展の出発点となりました。
普段は地中に隠れているはずの「⾒えない根」が姿を現したその出来事によって、岡野は「⾒えないもの」を想像する思考を深め、やがてそこから地層や時間、⽣命の循環といったテーマが⾃然と作品に⽴ち現れることとなりました。
かつて恐⻯の⾻を想起させるオブジェや、植物への関⼼から草盆栽を制作していた岡野にとって、今回の作品はそれらの表現を受け継ぎつつ、さらに地層的・有機的な進化を遂げて、「陶盆栽」とも呼ぶべき新たな作品群として結実しています。
植物のフォルムを借りながら、⻑い間⾵雪に耐えた古⽊や裸婦像を思わせる有機的な幹の造形、そして地中に広がる根の存在を思い起こさせる構成には、命の循環や⼤地の記憶が息づいており、私たちに⼟と命、死と再⽣を静かに語りかけてくるかのようです。
また、技法や素材においても、⻑年の作陶活動を通して培われた知⾒が随所に滲み、独⾃の美意識が⽴ち現れています。
⾒えるものと⾒えないもの、地上と地下、⽣と死 ―
それらの境界をやわらかく越えて、私たちの根源にある記憶や感覚を呼び覚ます作品群を、ご⾼覧ください。 桃青京都ギャラリー
問い合わせinfo[at]gallerytosei.com(桃青京都ギャラリー)。
https://www.kyoto-minpo.net/event/archives/2025/09/05/post-88617.phphttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2025/08/20250905-03.jpghttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2025/08/20250905-03-150x150.jpg画廊・ギャラリー9月5日(金)~9月20日(土)11時~18時(最終日16時まで)、桃青京都ギャラリー (京都市中京区一之舟入町375 SSSビル1F。地下鉄東西線「京都市役所前」直結、ゼスト御池16番出口より徒歩3分)TEL075・585・5696。 岡野の作品には、軽井沢の⾃然環境が深く関わっています。⽕⼭の痕跡や霧、森の⽣態系そして空をめぐる雲と光の移ろい ―その場に存在する⼀瞬の感情を、地層のようなテクスチャーとともに作品に落とし込みながら、過去・現在・未来をブレンドするようにして「意識の層」を器へと昇華させてきました。 2025 年、⻑年にわたり⼼の借景としていた森が突然伐採され、窓の外に巨⼤な落葉松の根が⼭のように積まれた光景が、同展の出発点となりました。 普段は地中に隠れているはずの「⾒えない根」が姿を現したその出来事によって、岡野は「⾒えないもの」を想像する思考を深め、やがてそこから地層や時間、⽣命の循環といったテーマが⾃然と作品に⽴ち現れることとなりました。 かつて恐⻯の⾻を想起させるオブジェや、植物への関⼼から草盆栽を制作していた岡野にとって、今回の作品はそれらの表現を受け継ぎつつ、さらに地層的・有機的な進化を遂げて、「陶盆栽」とも呼ぶべき新たな作品群として結実しています。 植物のフォルムを借りながら、⻑い間⾵雪に耐えた古⽊や裸婦像を思わせる有機的な幹の造形、そして地中に広がる根の存在を思い起こさせる構成には、命の循環や⼤地の記憶が息づいており、私たちに⼟と命、死と再⽣を静かに語りかけてくるかのようです。 また、技法や素材においても、⻑年の作陶活動を通して培われた知⾒が随所に滲み、独⾃の美意識が⽴ち現れています。 ⾒えるものと⾒えないもの、地上と地下、⽣と死 ―それらの境界をやわらかく越えて、私たちの根源にある記憶や感覚を呼び覚ます作品群を、ご⾼覧ください。 桃青京都ギャラリー 問い合わせinfogallerytosei.com(桃青京都ギャラリー)。kyomin-minpo seinen@kyoto-minpo.comAdministrator京都イベントなびスポンサーリンク