2月3日(土)14時開演(13時半開場)、京都芸術劇場春秋座(京都市左京区北白川瓜生山2-116。市バス「上終町・瓜生山学園 京都芸術大学前」下車すぐ。Pなし)TEL075・791・9207。

プレトーク/片山九郎右衛門(観世流シテ方)、きたまり(振付家)、天野文雄(大阪大学名誉教授)

狂言 「隠狸」野村万作、野村萬斎
能「卒都婆小町 一度之次第」観世銕之丞、宝生常三、舘田善博

「主従の探り合い」と「宗教問答」、そして「憑依」
─『隠狸』と『卒都婆小町』─
『隠狸(かくしだぬき)』は和泉流だけにある狂言です。狂言では、太郎冠者の隠し事が事の発端になることが多いのですが、本曲では、太郎冠者の隠し事は狸を釣るのがうまいことと、前夜に釣った大狸を市で売ろうとしていることです。客に狸汁をふるまおうと、主人は太郎冠者に市で狸を買い求めてくるよう言いつけますが、太郎冠者の隠し事を見破ろうと、主人もあとから市に向かいます。以下、市を舞台に、大狸を腰に隠し持った太郎冠者と主人の探りあいが、酒盛りのなかで繰り広げられます。客への狸汁の振る舞いはどこへやら、主人にすすめられた太郎冠者が、一さし二さしと舞ううちに‥‥‥。

『卒都婆小町(そとわこまち)』は南北朝期の古い能で、作者は観阿弥です。都から(たぶん)紀州玉津島明神に参詣しようとしている老残の小町が高野山から上洛しようとする僧たちに出合います。場所は摂津の阿倍野です。その阿倍野がこの能の舞台でもあります。小町が長旅に疲れて路傍に倒れている卒塔婆に腰かけていると、僧から叱責されます。以下、小町と僧との、いわゆる「卒塔婆問答」になるのですが、小町は教義通りの僧の詰問に、「善悪不二」という立場からことごとく反論し、問答は僧の完敗に終わります。そこで小町は自身の素性を語るうち、かつて小町がソデにした四位(しい)の少将(深草の少将)の霊が小町に憑依し、小町のもとに通って百日目に亡くなったことを再現するのですが、憑依から覚めた小町はそこで悟りの道に入ることを決意して、『卒都婆小町』は終曲となります。前半の「卒塔婆問答」と後半の「憑依」が見どころとされていますが、わたしたちは、この二つの見どころをどのように関連させればよいのでしょうか。  (天野 文雄)

1F席一般7500円、2F席一般6500円、2F学生・ユース(25歳以下)2500円。
※高校生以下無料(同伴者割引あり)。詳細・申し込み こちら
※全席指定
※学生・ユースは要証明書提示
※未就学児入場不可(託児あり/生後6カ月以上7歳未満対象、1人1500円、申し込み1月26日、17時まで、問い合わせTEL075・791・9207)。
※障害者手帳をお持ちの方、割引きあり。TEL075・791・8240(京都芸術劇場チケットセンター)まで要申し込み
※車椅子をご利用のお客様、足の不自由なお客様は、TEL075・791・8240(京都芸術劇場チケットセンター)まで申し込み・問い合せください

チケット取り扱いTEL075・791・8240(京都芸術劇場チケットセンター/平日10時~17時)。
問い合わせTEL075・791・9207(京都芸術大学 舞台芸術研究センター)。

https://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2023/12/20240203-01.jpghttps://www.kyoto-minpo.net/event/wp-content/uploads/2023/12/20240203-01-150x150.jpgkyomin-minpo伝統2月3日(土)14時開演(13時半開場)、京都芸術劇場春秋座(京都市左京区北白川瓜生山2-116。市バス「上終町・瓜生山学園 京都芸術大学前」下車すぐ。Pなし)TEL075・791・9207。 プレトーク/片山九郎右衛門(観世流シテ方)、きたまり(振付家)、天野文雄(大阪大学名誉教授) 狂言 「隠狸」野村万作、野村萬斎能「卒都婆小町 一度之次第」観世銕之丞、宝生常三、舘田善博 「主従の探り合い」と「宗教問答」、そして「憑依」─『隠狸』と『卒都婆小町』─『隠狸(かくしだぬき)』は和泉流だけにある狂言です。狂言では、太郎冠者の隠し事が事の発端になることが多いのですが、本曲では、太郎冠者の隠し事は狸を釣るのがうまいことと、前夜に釣った大狸を市で売ろうとしていることです。客に狸汁をふるまおうと、主人は太郎冠者に市で狸を買い求めてくるよう言いつけますが、太郎冠者の隠し事を見破ろうと、主人もあとから市に向かいます。以下、市を舞台に、大狸を腰に隠し持った太郎冠者と主人の探りあいが、酒盛りのなかで繰り広げられます。客への狸汁の振る舞いはどこへやら、主人にすすめられた太郎冠者が、一さし二さしと舞ううちに‥‥‥。 『卒都婆小町(そとわこまち)』は南北朝期の古い能で、作者は観阿弥です。都から(たぶん)紀州玉津島明神に参詣しようとしている老残の小町が高野山から上洛しようとする僧たちに出合います。場所は摂津の阿倍野です。その阿倍野がこの能の舞台でもあります。小町が長旅に疲れて路傍に倒れている卒塔婆に腰かけていると、僧から叱責されます。以下、小町と僧との、いわゆる「卒塔婆問答」になるのですが、小町は教義通りの僧の詰問に、「善悪不二」という立場からことごとく反論し、問答は僧の完敗に終わります。そこで小町は自身の素性を語るうち、かつて小町がソデにした四位(しい)の少将(深草の少将)の霊が小町に憑依し、小町のもとに通って百日目に亡くなったことを再現するのですが、憑依から覚めた小町はそこで悟りの道に入ることを決意して、『卒都婆小町』は終曲となります。前半の「卒塔婆問答」と後半の「憑依」が見どころとされていますが、わたしたちは、この二つの見どころをどのように関連させればよいのでしょうか。  (天野 文雄) 1F席一般7500円、2F席一般6500円、2F学生・ユース(25歳以下)2500円。※高校生以下無料(同伴者割引あり)。詳細・申し込み こちら※全席指定※学生・ユースは要証明書提示※未就学児入場不可(託児あり/生後6カ月以上7歳未満対象、1人1500円、申し込み1月26日、17時まで、問い合わせTEL075・791・9207)。※障害者手帳をお持ちの方、割引きあり。TEL075・791・8240(京都芸術劇場チケットセンター)まで要申し込み※車椅子をご利用のお客様、足の不自由なお客様は、TEL075・791・8240(京都芸術劇場チケットセンター)まで申し込み・問い合せください チケット取り扱いTEL075・791・8240(京都芸術劇場チケットセンター/平日10時~17時)。問い合わせTEL075・791・9207(京都芸術大学 舞台芸術研究センター)。京都のイベントの最新情報がわかる京都イベントナビ