三条河原町で訴える堀川氏(右)=9月20日

 イスラエル軍がガザ市制圧に向けて地上侵攻を続ける中、日本共産党の堀川あきこ衆院議員は9月20日、JCPサポーターと京都市中京区の三条河原町でイスラエルによるジェノサイド(集団殺害)の即時中止を求める「ガザ・アクション」を行いました。

 堀川氏は19日に日本政府がパレスチナの国家承認を見送る方針を表明したことについて「ジェノサイドを容認するような姿勢を国際社会に発信することにほかならない」と批判。

 国連総会が12日、パレスチナの国家承認が2国家共存に不可欠であり、紛争解決の唯一の道だと訴えた「ニューヨーク宣言」を支持する決議案を採択したと紹介。日本はその宣言を起草した国でありながら、国家承認を見送るのは矛盾しているとして「皆さんが声を上げてきたことが国際社会を動かしている。さらにガザでの虐殺をやめよと一緒に声を上げ続けたい」と話しました。

 同日開催されたガザでのジェノサイドに抗議するデモに参加後、駆けつけた女性(29)は「戦争が2年も続くなんて思ってもみなかった。地上侵攻が始まり、つらくてニュースを見られない」と話していました。

 アメリカ在住で友人にパレスチナ人がいるというスーダン人の女性(22)は、「アメリカという国に怒りが収まらない。ハートブレイキング(心が痛い)」と話し、家族と「NO MORE WAR STOP GENOCIDE」と書きました。

若者や海外からの旅行者が足を止めメッセージを書く姿が見られました(9月20日、京都市中京区)