暮らしの危機打開へ共産党大きく/山添政策委員長、倉林・井上氏が訴え 左京青空まつりに1200人

7月の参院選での日本共産党躍進を目指し、左京青空まつり(同実行委員会、日本共産党左京地区委員会、左京日本共産党後援会主催)が4月27日、同区の宝が池公園で開催され、市民ら1200人が集いました。同党政策委員長の山添拓参院議員が記念講演し、「政治を動かす日本共産党を大きくしてほしい」と訴えました。
山添氏は、物価高騰が止まらない下で、石破政権が補正予算も組まない、経済対策は国会閉会後の7月に打ち出すとしていることについて、「国民の暮らしではなく、自分たちの選挙しか考えていない」と批判。同党の緊急提案である、消費税を一律5%に減税することが最も効果的と述べ、「国債発行でまかなうことにはインフレのリスクがある。廃止を目指すためには恒久的な財源が必要。大企業、富裕層への減税・優遇をやめることが現実的」と訴えました。

「日本共産党のブレない姿勢が政治を動かしている」として、いまや与党の一部を含め各党が言い出しているいる消費税減税をはじめ、企業・団体献金禁止やトランプ関税で浮き彫りとなったアメリカ言いなりの弊害などを挙げ、「事実に基づき、国民の声に基づき世論に働き掛け、政治を動かすのが日本共産党の値打ち。いま、本物の改革へ進むためにも、参院選で日本共産党を大きくしてほしい」と呼びかけました。
京都選挙区(改選数2)で3期目を目指す倉林明子参院議員、比例代表で5期目を目指す井上さとし参院議員と山添氏のミニ鼎談も行われました。倉林氏は会場から寄せられた、医療・介護の危機打開の展望について、「自民党政権が40年かけてやってきた社会保障費抑制の結果」と厳しく指摘。さらなる医療費削減のために補助金を出して病床削減を大規模に進めようとしていること告発し、「再びパンデミックが起こったらどうするのか。国民の命を軽視し、戦争準備に進む自民党にはもうやめてもらうしかない」と怒りを込めて訴えました。
被爆2世の国会議員として核廃絶への決意を問われた井上氏は、核兵器を巡る議論を管理から禁止へと世界を動かしたのが広島、長崎の被爆者の訴えだったと述べ、「昨年のノーベル平和賞がそのことを示しました。しかし、石破政権はいざとなれば核兵器を使用する核抑止の強化をトランプ大統領に約束しました。被爆80年の今年、核兵器禁止条約に参加する政府をつくることを大いに訴えたい」と力を込めました。
同まつりでは、SNSでの熱烈な“赤旗推し”で知られる、月亭太遊改めフリーの落語家「ひょうきんなおっさん」さんが高座を披露し、聴衆をわかせました。
