生活破壊する戦争招く「大軍拡」反対をアピール 舞鶴統一メーデー 戦後80年平和宣言を採択
「物価上昇を上回る大幅賃上げを、ジェンダー平等の実現を、社会保障の拡充を」「大軍拡・大増税に反対」などの要求を掲げ、第96回舞鶴統一メーデー(同実行委員会主催)が5月1日、舞鶴市の舞鶴公園で開かれ、約150人が参加しました。
三宅匡実行委員長があいさつし、今年は戦後80年の節目の年である一方、舞鶴市の海上自衛隊基地では自公政権による大軍拡のもと、敵基地攻撃ための出撃基地化が進められようとしていると指摘し、「労働組合は、労働者の権利と生活守る立場から、最も生活を破壊する戦争に巻き込まれる大軍拡への反対の声をあげていこう」と呼びかけました。
その上で、▽全国一律で最賃1700円▽7時間労働を目指す▽消費税減税—などの要求を示し、「衆院選で自公政権は過半数割れに追い込まれ、国民の声を聞かざるを得ない状況になっている。7月の参院選でも自公両党を少数派に追い込もう。働く者の団結で生活と権利、平和を守ろう」と訴えました。
舞鶴がミサイル攻撃の出撃基地に
「まいづる法律事務所」の吉本晴樹弁護士、日本共産党の小西洋一舞鶴市議が来賓あいさつ。舞鶴市での大軍拡の実態を巡り、舞鶴平和委員会の名取哲夫事務局長が報告し、「舞鶴がミサイル攻撃の出撃基地になろうとしている。力を合わせて大軍拡、大増税反対の運動を広げていきたい」と訴えました。
参加者一同で、「力を合わせて日本の平和の歩みを続けよう」などと訴える「戦後80年平和宣言」を採択しました。
要求リレートークが行われ「仲間を増やして教職員の働き方を人間らしくしていこう」(舞鶴市教組)、「慢性的な人手不足が続いている。軍事費増強より教育予算の引き上げを」(府立高教組)、「消費税減税でインボイス制度の廃止を。若者が希望をもって働ける建設産業を」(京建労舞鶴支部)などとアピールしました。
集会後、会場周辺を横断幕やプラスターを掲げてパレードしました。