西田さん

「同性婚反対」参政党公約に驚きと怒り

 参政党が、同性婚に対し「反対」を公約に掲げ、現行のLGBT(性的少数者)理解増進法の廃止を訴えていることに、本当にびっくりしました。怒りさえ感じました。

 木津川市では、LGBTQなど性的少数者を家族として公的に認める「パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」が昨年8月からスタートしました。それを受け、パートナーと一緒に申請をして、その運用の2号目となりました。でも、法的に認められるには民法改正が必要で、同性婚の一刻も早い法制化を切望しています。

 既に、五つの高裁が同性カップルが結婚できないのは「憲法違反」との判決を下し、世論も支持する流れになっています。政党や政治家に求められているのは、同性婚の法制化をはじめとした性的マイノリティーの権利保障でしょう。

 同性カップルだと名乗れない人もまだまだ多数います。そうしたもとで、政治家、政党が「婚姻は男女が結びつき、家庭を築き、子を育てることだ」「同性婚は家族制度を解体する」など言って、ビラをまき、街頭で訴えていることに、どれだけの人が傷ついているのか、考えてほしいと思います。

倉林さん、ますますファンに

 先日、共産党の倉林明子さんの街頭での訴えを直接、聞くことができました。共産党のジェンダー平等の政策といい、倉林さんの人柄といい、いいですね。ますますファンになってしまいました。同性婚の法制化だけでなく、「誰もが性別にかかわらず個人の尊厳を大切にされ、自分らしく生きられるジェンダー平等の社会をつくろう」という呼びかけは、本当にそうだと思います。大激戦の中を勝ち抜いて、共産党の躍進と倉林さんが再度国会で、活躍されること願ってやみません。