大幅賃上げで物価高から暮らし守ろう 金属労働者300人が京都で集い

JMITU(日本金属製造情報通信労働組合)を中心につくる金属労働者懇談会は3月2日、京都市東山区の円山公園音楽堂で「25春闘金属労働者のつどい・西日本集会」(同実行委員会主催)を開きました。小雨が降る中、南は福岡県、東は愛知県から300人が参加し、「すべての仲間の賃上げで、物価高騰から暮らしと地域経済を守ろう」と要求実現に向けて気勢を上げました。
主催者あいさつで、ダイハツディーゼル労組の若林学委員長は、生活の安心確保の立場で大幅賃上げをアピールし、「賃上げを当たり前の世論にし、25春闘のさらなる大幅賃上げに尽力しよう」と呼びかけました。
賃上げの原資はある「ないのはやる気」
前日の1日に東京都で開いた東日本集会の報告を兼ねて、JMITUの三木陵一委員長が激励。大企業の内部留保は500兆円超、中堅企業でも35年間で5.4倍になっていると述べ、「賃上げの原資はある。ないのは経営者のやる気だ。すべての仲間の大幅賃上げを勝ち取ろう」と訴えました。
京滋、大阪、兵庫など各支部、青年部らが、替え歌やスピーチなどで要求を訴えたほか、連帯あいさつでは、京都春闘共闘会議を代表して京都総評の梶川憲議長、京都医労連の勝野由起恵委員長、福保労京都地本の大西謙委員長が激励のスピーチを行いました。
同集会に向けて募った25春闘標語には199人から応募があり、当日の投票で「働けど キャベツに満たぬ 我が時給」が優秀賞に選ばれました。
集会アピールを採択、「ガンバロー」を三唱し、労働歌「がんばろう」で閉会。集会後、京都市役所まで行進して、「大幅賃上げで暮らしを守ろう」「大軍拡・大増税反対」などと声を響かせました。