大激戦・大接戦となっている京都市長選(2月4日投票)で、「つなぐ京都2024」の福山和人候補=無所属・新=は2日、南、伏見、西京の3行政区で街頭演説を行い、「何よりも暮らし、暮らし、暮らしを大切にする市政を必ず実現しよう」と渾身の訴えをしました。

 伏見区の京阪丹波橋駅近くのスーパー前には、支援者ら約30人が「北陸新幹線NO」「敬老乗車証負担軽減」をなどと書かれたプラスターなどを手に詰めかけました。

 大きな拍手や「頑張れ」の声援に迎えられた福山候補は、門川市政のもとでカットされた民間保育園の補助金や引き上げられた敬老乗車証の負担金を元に戻すと述べました。併せて、「これだけでは市民生活の支援にはならない」と力説。「年間110億円余りで実現できる」と財源も具体的に示した、子どもの医療費の18歳までの延長など「子育て・くらし応援 すぐやるパッケージ」を「必ず実行します」と訴えました。

 この公約に、門川後継候補陣営から「できない」という大合唱が起こっていることについて、「政治はできないことをさがすのではないでしょう。できないと言いながら、市庁舎の建て替えには370億円と野放図に税金を使う。こんな政治を変え、暮らしのために税金を使う市政に変えませんか。一緒に力を合わせましょう」と呼びかけました。

 また、「一党一派に偏している」などの誹謗中傷が起こっていることに対して、「市長は私を応援してくれる人だけではなく、そうでない人も含め、すべての市民の代表です。無党派の方はもとより、自民、公明、立憲民主、国民民主、維新の会、京都党などの皆さんの声も真剣に聞き、不偏不党、公正中立の市政を目指します」と強調しました。

 その上で、「投票日はもうそこまで。投票箱が閉まるまで市民の皆さんと一緒に駆け抜けます。一人ひとりの願いを大切にする市政へ実現に全力を上げよう」と訴えました。