核兵器禁止条約発効3年目となる1月22日、核兵器のない世界の実現を目指す市民団体「KNOW NUEKS TOKYO」のメンバーが中心になり、全国11カ所で核廃絶に向けた行動に取り組みました。京都ではキャンドルアクションを行いました。

 全国各地の行動をオンラインでつなぎ、連帯してアピールしました。京都の行動は、「KNOW NUEKS TOKYO」メンバーで立命館大生の倉本芽美さんが呼びかけました。被爆者や京都「被爆二世・三世の会」、京都宗教者平和協議会、大学生ら十数人が参加。日本共産党の堀川あきこ衆院近畿比例候補も駆け付けました。

 三条大橋下の河川敷で行ったキャンドルアクションでは、キャンドルで平和のピースマークをつくり、参加者が火ともして市民らにアピールしました。倉本さんが三条大橋をバックに、オンラインで結んだ全国の参加者に行動の模様を伝えました。横断幕に書かれた「祝三周年 核兵器禁止条約発効」の文字を見た家族連れが手を振ったり、写真を撮る人や外国人カップルもいました。

 参加した立命館大学の谷垣りんさん(19)は「核兵器はいらない。全国とつながった行動ができてうれしかった。日本が核兵器禁止条約に批准するよう、一緒に声を上げ続けたい」と話していました。

福山候補も参加「核禁条約批准求める」

 京都市長選挙(2月4日投票)をたたかっている、福山和人候補が駆け付け、キャンドルを手に参加者と交流。福山候補は、「市長になったら核兵器禁止条約を批准するよう国に強く求めたい。核廃絶を求めるのは首長としても当然です。住民の命、財産を守るのは自治体の使命です」と話しました。