北陸新幹線の京都延伸「白紙撤回」を訴え、市民ら240人が参加したパレード(11月23日、京都市内)

 京都市内を縦断する北陸新幹線延伸計画(敦賀-新大阪間)については、地下水枯渇の懸念や大量の建設残土による環境破壊、莫大な建設費による市民負担増など問題が山積します。

 同計画について、「つなぐ京都2024」の福山和人氏は、「計画の白紙撤回含め抜本的な見直しを求める」と公約しています。

 一方、他候補はどうか。「京都」11月21日付の紙上討論会によると、松井幸治氏=自民、公明、立民推薦=は「安易に結論を出すべきでない」としながらも、「延伸の必要性は理解している」と推進姿勢を示しました。

 村山祥栄氏=維新、国民府連、京都党推薦=も、「判断する前提条件が整っていない」「慎重に考えないといけない」としながら、「(現行ルートの可能性は)ゼロとは断言しない」と計画を見直すとは述べませんでした。

 元自民府議の二之湯真士氏=は「現行ルートは無理。米原ルートが現実的だが、舞鶴ルートなども否定しない」と発言。「白紙撤回」を求めるとは述べませんでした。