市民団体や日本共産党などで構成する「市民のための市政をすすめる八幡市民の会」は10月30日、八幡市長選(11月5日告示、12日投票)に同市民の会から立候補する、かめだ優子さん(62)=無・新、元同市議=と市民によるつどいを同市内で開き、要求を交流しました。

 連帯あいさつで京都総評の梶川憲議長は、コロナ禍を経て弱肉強食の政治にかわって「公共の力」の発揮が注目されていると強調。公共の仕事として、▽命・暮らしを守る▽地域循環型の経済—―の2点を重要視し、学校給食費の無償化や住宅リフォーム助成制度など前進させている例をあげ、「リーダーを直接選ぶ市長選で、みんなが声(意見)を出し合って政策を打ち出そう。自治の力の発揮を八幡市からスタートしよう」と激励しました。

 参加者による発言タイムには、12人が登場。バス路線の充実や障害者の移動手段への補助や道路の改善、障害者施設職員の処遇改善など、市への要望と府や国に対して意見するよう求める発言が口々に語られました。また、新婦人からは、安全に通行できる自転車道や子どもが遊べる公園の整備、給食への安全な地元食材提供と生産者への営農支援など、要望が出されました。

 発言を受けて、かめだ候補は、「地方自治の第一の目的は、住民福祉の向上。切実な願いの実現に向け、役割を果たしたい」と述べ、自身が発表している「すぐやる10のプラン」()とともに要望に応えて奮闘する決意を語りました。

 かめだ優子の「すぐやる10のプラン」

 ▽18歳まで子ども通院医療費無料化▽市独自に学校給食の無償化を推進▽府立高校生のタブレット購入費支援▽18歳までの国保料均等割を無料化▽後期高齢者医療費の窓口負担2割を1割に軽減▽高齢者宅への宅配サービスなどに取り組む商店・スーパーを応援▽上下水道基本料金減免の復活▽公共交通対策予算倍増でバス・デマンド交通を支援▽住宅リフォーム・耐震改修支援の充実▽補聴器購入に助成。