旧姓使用に法的効力を与える形での「選択的夫婦別姓」を提起しています(「維新八策2022」より)

 Q 選択的夫婦別姓に賛成なんですか

  参院選(2022年)政策を紹介している同党のホームページを見ると、「時代に応じた改革を推進! 選択的夫婦別姓を導入」と書いてあり、「賛成」の態度のように思えます。参院選公約集「維新八策2022」でも、「維新版選択的夫婦別姓」を提起しています。

 しかし、その中身は、同一戸籍・同一氏の原則を維持した上で、「旧姓使用にも一般的な法的効力を与える」というもので、世界で唯一、同姓を法律で強制している現行制度は変えないということです。

 維新が提起する、「旧姓使用に法律的根拠を与える」形について、国会では、野田聖子男女共同参画担当相が「通称使用を法律にしても国際社会に通用しない」と明言しています。なにより、名前は個人の尊厳やアイデンティティ、人権に関わるものであり、旧姓の使用が法制度となっても根本的な解決にはなりません。