北陸新幹線延伸計画反対を訴える、かみね史朗府議候補(左)と山田こうじ京都市議候補(中央)

 9日投票を迎える、統一地方選前半戦の府議選・京都市議選の大争点となっている、府内を縦断する北陸新幹線延伸計画について、京都新聞が府議・京都市議候補に問うアンケートを実施(4日付、5日付に掲載)。全候補が「延伸反対」とする日本共産党と、行き詰まりを見せる延伸計画に固執する、自民、公明、維新との違いが鮮明になっています。

  アンケートでは北陸新幹線延伸について、「適切だと考えるルートは?」との設問を立て、①「現行計画」(敦賀駅-小浜市-京都駅地下駅-松井山手周辺-新大阪駅)②南丹市美山町周辺に新駅、京都駅近くに地上駅③「米原ルート」(敦賀駅-米原駅)④延伸に反対⑤その他―の各選択項目を問うています。

 日本共産党は、府議候補21人、京都市議候補20人の全員が「延伸に反対」と回答。

「米原ルート」支持が4人、自民内の矛盾も

 自民、公明でつくる与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(与党PT)が決定した、現行計画(①)を選んだのは、自民党候補54人(府30人、京都市24人)中、わずか9人(府3人、京都市6人)だけ。府議候補3人、京都市議候補1人が現行計画の変更となる「米原ルート」を公然と選択するなど、自民党内の矛盾と延伸計画の行き詰まりを反映したものとなっています。

 一方で、公明候補は府議候補全員(5人)、京都市議候補8人(全11人)が「現行計画」を選択。

 吉村代表旗振り、維新「開通推進」と回答

 大阪府知事の吉村洋文・日本維新の会共同代表が“カジノために1日も早い全線開業を”と旗振りをするもとで、維新候補(府9人、京都市11人)は、「住民理解を得て」「環境影響明確に」などの留保をつけながらも、ほぼ全員が「開通推進」と回答。「米原ルート」の選択肢もあるなかで、「開通推進」は、現行計画の推進を意味します。

 5日付「京都」では、ルート上に想定される右京区京北で、日本共産党の元職候補が「北陸新幹線延伸反対」を街頭で訴える様子と対比して、自民現職が南丹市美山町で延伸計画に触れずにいることや、他党が「党として決まった見解がない」「判断できない」などとして、選挙戦で同計画に触れていないことを報道。老舗和菓子店の男性が、地下水への悪影響があるのかなどの疑問を述べながら、「選挙だからこそ議論してほしい」との声を紹介しています。

北陸新幹線延伸計画についてのアンケート結果を報じる京都新聞(4月4日付、同5日付)