府が計画する京都市左京区の「北山エリア」開発計画の見直しを求める「北山エリアの将来を考える会」など6団体は3月9日、西脇隆俊府知事に対し、同計画の見直しなどを求める署名1万1429人分を提出(第6次)しました。署名は累計で15万4000人分超となりました。

 同計画をめぐっては、2月に開かれた植物園整備の有識者懇話会で、開発計画のイメージ図が配布され、計画当初案にあった「イベント活用スペース」「商業施設」「賑わい創出」などが削除されています。

 住民団体は、署名とともに手渡した要請書の中で、府の「見直し案」は、15万人超の署名や、専門家などの意見表明などにより、「知事が見直さざるを得なくなった結果」としています。

 一方で、府立大内に計画している1万人規模のアリーナ計画は「あまりに巨大」とし、大学の教育活動や学生の課外活動への影響、植物園への景観や日照などにも影響が出るおそれがあることなどを強調。新たな植物園会館が正門から東に大きく拡大していることや正門付近から温室にかけて大屋根が作られることに対しても懸念を示しています。

 市民や学生が署名を提出し、府文化施設政策監らと懇談。「巨大アリーナは学生の課外活動では使えない。建設は別のところですべき」「植物園の周辺に巨大な建物が建てられることは植物に影響を与えるおそれがある」などと指摘しました。府側は今後も説明会などで市民の意見を聞く姿勢を示しました。

 署名提出後に会見を開き、植物園が「見直し」となったことを評価しながらも、巨大アリーナ建設中止などを求めていくと強調しました。

 「北山エリアを考える学生有志の会」の府立大生は、「府に対して、小中学校で建てられるような、普通の学生向けの体育館がほしいと言いました。アリーナは府立大に必要ない」と述べました。