一票を争う大激戦のまま迎えた参院選(7月10日投票)の最終日。日本共産党の、たけやまさいこ京都選挙区候補は9日、地元・長岡京市のJR長岡京駅前で、市田忠義副委員長・参院議員の応援を受けて、最終の訴えを行いました。

 冒頭、市田氏は、安倍元首相への銃撃事件にふれ、自由な言論を暴力で封殺することは許さないと述べ、「最大の暴力であるあの戦争に、命がけで反対した党として、自由と民主主義を守るために、言論には言論で正々堂々と最後まで選挙戦たたかい抜きます」と語りました。

 選挙戦は、「全国で“比例は日本共産党”と広めて、5人そろって国会に押し上げてほしい。京都選挙区では、公約に、『軍事費を増やすより暮らしにまわせ』『憲法9条守れ』と真正面から堂々と掲げ訴えている唯一の候補者、たけやま候補を頑張って、頑張って、頑張り抜いて、国会へ」と呼びかけました。

 選挙の論戦を通じ、平和と暮らしの守り手がだれかが、はっきりしたと述べた市田氏。軍事費増額を主張し、参院選後に自衛隊の存在を憲法9条に書き込む改憲を実現するという岸田政権を厳しく批判。「いま増やすべきは軍事費ではない。相当な賃上げ、相当な年金の増額、教育予算を増やすべきではないか」と強調し、日本共産党の憲法9条を生かした「外交ビジョン」と物価高から暮らしを守る経済政策を紹介しました。

 たけやま候補は、2人の子どもを育てなから5期17年、長岡京市で市議を務め、一緒に実現した中学校給食の運動にふれて、「私の政治信条の『一人のつぶやきから政治を動かす』は、この長岡京市、乙訓のみなさんが教えてくださった信条です。今度はこの力を国会で発揮させください」と訴えました。