JR山科駅前で小池書記局長の訴えを聞く聴衆
パネルを掲げて聴衆に訴える小池書記局長

 一票を争う大激戦・大接戦となっている参院選(10日投票)で、日本共産党の小池晃書記局長は7月7日、公示日に続いて京都に駆け付け、JR山科駅前(京都市山科区)で街頭演説に立ち、「比例は日本共産党と広げて5議席を実現させてください。京都選挙区(改選数2)は、猛烈に追い上げる、たけやまさいこさんを倉林明子さん(参院議員)に続いて今度も勝たせてください」と訴えました。

 小池氏は、京都選挙区の対決構図について、「選挙買収疑惑の自民党か、企業献金を受け取らない、たけやまさいこか」、「憲法改悪、核共有をあおる自民・維新か、9条を守って戦争を止める、たけやまさいこか」と対比し、「自民党と公明党、維新に対して、京都選挙区できっぱり対決する人は、たけやまさいこさんしかいない」と支持を呼びかけました。

 また、コロナ感染の拡大の懸念とあいまって小池氏は、病院の統廃合を進め、ケア労働者への貧困な待遇を放置する政治でいいのかと問いかけ、「医療やケアを本気で支える政治に変えるためにも、比例は共産党、京都選挙区は、たけやまさいこと広げに広げてください」と力を込めました。

 小池氏は、ロシアの侵略戦争に乗じて、自民党や維新が、9条改憲や軍事費倍増を主張するなかで、海上自衛隊の現職幹部が軍事費増額について、「無条件に喜べない」という趣旨の個人的見解を示していることを紹介。「政治の仕事は戦争をさせないこと」だと強調し、日本共産党の平和外交の提案を示して、「大軍拡を止め、暮らしを守る選挙にしよう」と訴えました。

 物価高騰から暮らしを守る経済提案、性暴力や性被害をなくすための同党の取り組み、侵略戦争に命がけで反対した100年の歴史にもふれて、「いま、国会で戦前のような“軍事、軍事”の大合唱が起こっているとき、この逆流に正面から立ち向かう共産党の議席を伸ばすことが大事になっている」と力説しました。

 たけやま候補は、「自由と平和、まっすぐ貫く日本共産党の大きなうねりで、私、たけやまさいこを国会へ押し上げてください」と訴え。暮らしの願い、平和の願い、そして、北陸新幹線京都地下延伸計画の中止などの京都の願いを、国会へ届ける決意を表明しました。

 応援弁士で、小川達雄弁護士がスピーチしました。

 たまたまツイッターで見つけて演説を聞きに来た、小学2年の子どもを育てる女性(43)は、自身が母子家庭で大学の奨学金の返済に苦労した経験を語り、「子育てにお金がかかり、2人目を諦めました。たけやまさんのいう教育費無償化を進めてほしい。そして何より、平和が一番だと思います」と期待を込めました。