最終盤を迎えた府知事選(4月10日投開票)で、日本共産党の田村智子副委員長・参院議員が8日、京都市中京区の四条大宮での「つなぐ京都2022」の街頭演説会に駆け付け、かじかわ憲候補とともに「大型開発優先の府政から、暮らしと命、生業を守る府政を必ず実現しよう」と訴え。詰めかけた聴衆の激励と拍手に包まれました。

 田村氏は、ロシアによるウクライナ侵略に乗じた、自民や維新の核共有論などを批判。「憲法9条を掲げ、侵略戦争許すな、武力を使うなと訴えるかじかわ候補を押し上げてほしい」と呼びかけました。

 また、自民党をめぐる「政治とカネ」の問題について言及し、「こんな自民党に推された知事でいいのか」と告発しました。その上で、府民の命を守る府政を実現しようと述べ、「自民党や今の府知事は、保健所を減らしてコロナ禍の中、保健所業務をひっ迫させたことに何の反省もない」と厳しく批判。「北陸新幹線延伸などの大型開発でなく、命や暮らしに予算を振り向けさせよう」と訴えました。

 また、現知事が北陸新幹線延伸や北山エリア開発に言及せず、論戦から逃げようとしていることを批判し、「府民の力で追い詰めよう。かじかわさんで府民が主役となる府政を実現しよう」と力を込めました。

 かじかわ候補は、問題山積の北陸新幹線延伸計画について、現知事が府民不在で計画を推進しようとしていることを厳しく批判。「かじかわ憲への一票で、計画をストップさせよう」と呼びかけました。

 また、保健所の再建、子供の医療費の無料化の中学校卒業まで拡充、マル老の再開、中学校給食の拡充と無償化、女性副知事の登用などの公約を示し、「その実現を目指し、全力を尽くす」と訴えました。

 この他、立命館大学の松尾匡教授が応援演説し、かじかわ候補の地域経済活性化プランに「大賛成。ぜひ実現を」と訴えました。