全日本年金者組合京都府本部(山本和夫委員長)は3月16日、京都府知事選(4月10日投票)で憲法とくらしを守る府政を実現しようと、年金者決起集会を京都市左京区の京都教育文化センターで開きました。会場の160人とオンラインによる参加者が、かじかわ憲・京都総評議長の勝利をめざして決意を固め合いました。

 山本委員長はあいさつで、蜷川虎三知事時代(1950-78年)、「憲法を暮らしの中に生かそう」のスローガンのもと、65歳以上の老人医療費の無料化や、「京都食管」と呼ばれる米の価格保障制度などが京都から全国に広がったことを紹介。「国の悪政にモノを言う知事が必要。府民の命を守る、かじかわさんを頼みます」と声かけを広げようと呼びかけ、「組合員が100人に広げれば山は動く。勝利を勝ち取ろう」と訴えました。

 かじかわ氏の幼少期や教員時代を知る人、総評の消費税反対署名を共に取り組んだ人たちが人柄を紹介。子どもに接する姿勢や平和の取り組み、暮らしの願いの実現でも先頭に立ってきた、かじかわ氏を知事に押し上げようと期待を込めました。

 大きな拍手で迎えられた、かじかわ氏は、2つのやりたいこと、2つの止めたいことに絞って政策を紹介。保健所や土木事務所の再配置など、公共の力で、いのちを守り育み、公契約条例を制定して、なりわいを支える府政をめざすと表明しました。

 今後計画のある北陸新幹線の延伸、北山エリアの開発は、環境破壊と借金の押し付けだと批判し、「コロナ禍をくぐった新しい価値観で、やり直すべきはやり直す勇気ある知事を選ぼう。私にそれをやらせてください」と訴えました。

 府内26支部から代表者が、取り組みや決意をリレートーク形式で発表。集会終了後は、街頭2カ所で宣伝し、かじかわ勝利へ風を吹かせました。