日本共産党のたけやまさいこ参院京都選挙区候補は3月6日、京都市中京区の河原町三条で地坂拓晃同党府書記長、河合葉子京都市議とともに、街頭からの質問にこたえる「タウンミーティング」を開催。それぞれが描いたイラストを掲げ、地坂氏が「ロシアによるウクライナ侵略への抗議の場としたい」と呼びかけました。

 たけやま氏はロシアのウクライナ攻撃、侵略には怒りを感じると述べ、「多くの人たちが声を上げ、行動していることに連帯し、世論で包囲し止めないといけない」と表明。河合氏は、ウクライナの首都・キエフと姉妹都市を結んでいる京都市の市議会で1日、「ロシア軍が即時撤退し、平和的解決が図られることを求める」と軍事侵攻に抗議する決議を全会一致で可決した事を紹介しました。

 女性から「憲法9条は役に立たず変えるべきだという議論をどう考えたらいいのか」との質問が出され、たけやま氏は国連で2日、ロシア非難決議が加盟国の7割にあたる141カ国の賛成で可決したことを紹介。「9条に基づく平和的な努力をせずに、『役に立たない』と言い立てる政治家がいます。力の論理で押し通そうとするプーチンのやり方は決して世界の常識ではない。ここに世界のメインストリームが示されています」と強調しました。

 参加した「ウチら困ってんねん@京都」の松見洋子さんは、福島第一原発事故から11年が経過した今も避難している人たちがいるとして、「原発は暮らしを壊すことにつながる」とロシアの原発攻撃を非難。たけやま氏は、「核のアメリカとの共有」という議論に対しても「それではプーチンと同じこと。原爆への攻撃に、被爆国日本として反対の声も上げられないなんて恥ずかしい」として、日本の核兵器禁止条約への参加を求めました。