紹介議員となった日本共産党京都市議の各氏と同実行委員会の澤井さん(左)。手前は寄せられた14647人分の署名

 京都市が「行財政改革計画」に基づき、保育料や学童クラブ利用料の引き上げや制度改悪を進めようとしていることをめぐり、保育士や保護者、労働組合などでつくる「ほんまもん、日本一の保育・学童保育がいいなぁ! 京都市実行委員会」は11月1日、引き上げの実施や保育士らの配置基準の引き下げなどを行わないよう求めて、署名1万4647人分を添えた請願を市議会に提出しました。

 請願書では、保育士らの配置基準や処遇の引き下げは、保育の質を招くと指摘。また、学童クラブ利用料の引き上げでは、応能負担から応益負担への変更が伴っており、「負担増で利用できなくなる」危険性も強調しています。

 実行委員会によると、署名を広げるため、市内の保育施設や児童館、学童クラブ約400カ所に署名用紙を郵送。約90施設が署名に協力し、返信があったたとしています。

 実行委員会の澤井憲子さんは「保護者はだけでなく、施設の園長や職員らにも、このままでは市の保育、学童保育の状況が悪化してしまうとの危機感が広がり、1カ月半でこれだけの署名の数が集まった。市や議会は市民の声を真摯に受け止めてほしい」と話しています。

 請願の紹介議員には日本共産党の議員だけがなりました。