街頭で訴える(右から)市田、ちさか、たけやま、福山の各氏(10月16日、左京区)

 目前に迫る総選挙(10月19日公示、同31日投票)での躍進・勝利に向けて、日本共産党京都府委員会と衆院2区事務所は16日、同党の市田忠義副委員長・参院議員を迎えた街頭宣伝を京都市左京区の百万遍で行い、市民ら400人が参加。オンラインで約100人が視聴しました。

 市田氏は岸田政権について、衆参代表質問を通じて、森友疑惑の再調査を拒否し、コロナ禍での医療崩壊など、これまでの自公政治に対し何の反省も示さない「安倍・菅政治」を表紙だけ変えた政権だと批判。「国民の声に真摯に耳を傾ける野党政権へ交代させよう」と訴えました。

 4野党共通政策とともに、289の小選挙区の内、4分の3で候補者一本化で合意したことを報告。2015年の安保法制反対のたたかいから6年になる野党共闘を支えてきたのは、市民の声であり、とりわけ京都の運動があったことは大きいと強調し、「党に入って59年、こんなわくわくする選挙はありません。新しい野党連合政権を作るために力合わせ頑張ろうじゃありませんか。ブレずに誠実に共闘を前に進めるために力を尽くしてきた日本共産党を比例で大きく伸ばしてほしい」と呼びかけました。

 新しい日本をつくる4つのチェンジ、①弱肉強食の新自由主義をやめ、国民の命と暮らしを守る②気候変動を打開し地球を守る③ジェンダー平等④憲法9条生かした平和外交―を詳しく示し、「日本の前途は日本共産党の躍進にかかっています。戦前から戦後にかけ、革新民主の伝統が脈打つ、古都京都から日本共産党の大躍進を勝ち取ろう」と力を込めました。

 ちさか拓晃2区候補は、コロナ禍で食費を削り大学へ通い、奨学金という借金を背負って社会に出る学生の実態を告発し、「大企業は莫大なもうけをため込む。一体政治は何のためにあるのか。格差の無い未来、ジェンダー平等が当たり前の政治が必要です。共産党を大きくしていただき、ここ2区からは私を野党共闘の代表として国会へ送り出して欲しい」と決意を表明。

 たけやま彩子近畿比例候補は、コロナ禍の昨年度、子どもの自殺が400人を超えたとして「こんな政治は変えなきゃいけない。一人ひとりが大切にされる責任が政治にはあるはず。声を上げ、一緒に変えましょう。比例で大きく伸ばしていただき私を国会へ押し上げて下さい」と訴えました。

 福山和人弁護士は、「コロナ禍でやるべきことをやらずに、やらんでええことばかりやった」自公政治から、命を暮らしを何より大事にする政治に変えようと強調。5人の子どもを育てる母親が、中学校給食実現を求める運動を体験し、子どものためにも声を上げていきたいと話しました。