梶川議長(右)の応援を受け、街頭宣伝で訴える「みんなの城陽」の中野きょうこ候補

 9月5日告示、12日投票の城陽市長選で、労組や団体、個人でつくる「みんなの城陽」(みんなで変えよう いのち・くらし・防災 城陽の会)の、中野きょうこ予定候補(元小学校教諭)は、「税金の使い方を変えて、命と暮らしを守る市政に変えよう」と訴えています。

 8月29日は、構成団体の応援を得て、近鉄寺田駅近くのスーパー前で宣伝。コロナ対策で市民、事業者に対する独自の補償や検査体制などの施策がなく、水害対策でも「東に逃げて」と「自助」を強調する現市政を批判し、「市民の声を聞き、生活を守りたい」と、命と暮らし、防災優先の市政に変える決意を語りました。

京都総評・梶川議長「中野きょうこさんで暮らしの願いを市政に」

 応援に駆け付けた京都総評の梶川憲議長は、自身の教諭時代の先輩だと述べ、中野さんの人柄を「子どもや同僚にとっては母なる存在。不条理に対しては厳しく、粘り強く追及する人」だと紹介しました。前回市長選で現市長が、新名神高速道路建設を起爆剤にするまちづくりに大きく舵を取り、大型公共事業を優先した結果、借金まみれになったと現市政を批判し、「横浜市長選(8月22日)でもみんなで声をあげ、新しい自治の流れを作った。暮らしの願い市政に生かす新しい市政を中野きょうこさんで作ろう」と支援を呼びかけました。

 「みんなの城陽」の中野きょうこ候補は、「すぐに始める中野プラン」として、▽通学路・生活道路の改修。公共交通の拡充▽高校卒業まで医療費無料化。国保料値下げ▽全地域の避難所再設置、西の地域にも水害避難場所再指定▽盛土などの緊急総点検、東部丘陵地開発は立ち止まって見直し▽地元企業や産業の育成で地域経済の活性化▽市民の飲み水は地下水で。浄水場廃止に反対―を掲げています。

 コロナ対策では、▽学校・事業所などの検査拡充▽ワクチン接種を前倒し実施▽下水道料金値上げ、給食費値上げを中止―を実行する緊急対策を打ち出しています。