「みんなで変えよう いのち・くらし・防災 城陽の会」(略称・みんなの城陽)は8月22日、同会から立候補する中野きょうこさん(無・新、日本共産党推薦)の事務所開きを同市寺田で行い、勝利を誓い合いました。

 小雨の降るなか250人が集い、中野さんの教え子や行きつけの美容院の美容師、立命館大学国際平和ミュージアムを拠点に活動する「平和友の会」元会長の伊藤昭さん、日本共産党洛南地区委員会の石川和司委員長が、応援スピーチを行いました。

 石川委員長は、国政でも地方でも市民の怒りの声が政治を動かしていると強調。コロナ対策、災害避難場所問題や暮らしなどの願いを語り、「一人ひとりの言葉で『政治を変えよう』『中野さんを市長にしよう』と広げよう」と呼びかけました。

 伊藤さんは、中野さんの平和の語り部活動に触れ、「戦争反対、平和と憲法9条を守るというしっかりとした柱を持った女性を市長に」と訴えました。

 決意を語った中野候補は、水害時の避難場所を作らず、生活道路や歩道の整備を後回しにしている現市政の姿勢を「市民の気持ちをわかっていない」と指摘。現市政のような大型開発推進ではなく、生活道路や公共交通の拡充に税金を使うと述べ、「現市政のマイナス面をただし、市民の声を聞く市政を実現する」と表明しました。

 また、政府の新型コロナウイルス対策の無策を批判し、「子どもから高齢者まで、命を守る体制をつくり、安心して住めるまちづくりを進めます」と力を込めました。

 「みんなの城陽」は、大型開発推進、市民サービス低下をもたらした現市政からの3つのチェンジ(市民自治が輝く市政▽命守る、防災のまちづくり▽大型開発から、市民生活中心)を打ち出し、6つの分野のプランを提示。公共交通の拡充や高校卒業までの医療費無料、全地域に避難所を再設置、東部丘陵地開発の見直しなど―掲げています。

 「すぐに始める中野プラン」では、PCR検査の拡充やワクチン接種の前倒し実施など、コロナ緊急対策を示し、現市政が予定する下水道料金(10月から)と学校給食費値上げ(2学期から)の中止を表明しています。