東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長の女性蔑視発言に抗議し、「#わきまえない女」とハッシュタグをつけたツイッターでの発言が広がりましたが、ジェンダー平等に向けた運動の先頭にたって活動してきた国語学者・寿岳章子さん(1924─2005)の没後15年にあたり、9月4日、シンポジウム「寿岳章子さん、ふたたび 元祖わきまえない女に今学ぶこと」がZoomによるオンラインで開かれます。

 主催は寿岳さんが所属していた現代日本語研究会が中心となった実行委員会。シンポジストは、遠藤織枝・元文教大学教授、久米弘子・弁護士・国際婦人年京都連絡会代表、佐竹久仁子・姫路獨協大学非常勤講師、田中聡子・朝日新聞記者。

 寿岳章子さんは、英文学者・寿岳文章さんと随筆家・寿岳しづさんの長女として生まれました。戦前女性の入学が許されていた東北大学を卒業し、戦後、京都大学大学院へ進学。京都府立大学助教授、教授を務めました。

 日本語に刻まれた女性差別などについて研究し、『日本語と女』(岩波新書)などの著書を残すとともに、民主府・市政の会代表を務め、「憲法を守る婦人の会」を立ち上げ、憲法、平和、女性の権利向上に向けて運動を続けてきました。

 午後2時。参加無料。申し込み=https://forms.gle/TeGzqurYinLLXWPk6
 

 申し込み締め切り8月30日(月)。問い合わせ=メールjimu.jugaku@gmail.com