交流会で報告する中林さん

 ホテル建設ラッシュなどから京都のまちを守ろうと京都市内各地で取り組まれている住民運動の「交流会」が6月12日、中京区内で開かれました。主催は、京都のまちこわしを許さないと2019年に結成された「これでいいのか京都ネット」。

 神戸松蔭女子学院大学元教授の中林浩さんが、コロナ禍のもとでもホテル建設が相次いでいる市内の現状を告発。「観光資本はコロナ後を見据え、買い漁りや投機的活動を強めており、ホテル建設が従前にも増して地域の生活や景観を損うことになる」と警鐘を鳴らしました。

 10団体から代表が参加し、運動の状況を報告しました。仁和寺門前のホテル計画(右京区)見直しを求める「世界文化遺産仁和寺の環境を考える会」の桐田勝子さんは、計画地直近の住民90人から計画反対の署名を集めて市に提出したことを紹介。「地域住民の8割は計画に反対している」と訴えました。

 南禅寺参道(左京区)のホテル建設に反対する「南禅寺・岡崎の景観と住環境を守る会」の東村美紀子さんは「ホテルは4月に開業したが、住環境への影響など問題は何も解決していない。引き続き運動を進めていく」と述べました。

 この他、元植柳小学校跡地(下京区)のホテル計画に反対する「植柳校跡地問題を考える会」や「千本北大路のまちづくりを考える会」、「府立植物園を考える会」などの代表らが発言しました。中島晃弁護士は「各地での闘いを全国だけでなく世界に発信して、まちこわしに総反撃していこう」と呼びかけました。