祇園祭の鉾の横を走る市電(撮影:福田静二さん)

 京都の市電の写真展「春、そして夏へ~四季をめぐる京都市電」が4月7日~11日まで、京都市下京区のギャラリー「高瀬川・四季 AIR」で開かれます。同志社大学鉄道同好会ОBの福田静二さん(長岡京市)と佐々木秀隆さん(同)が撮りためた約80点を出品する予定です。

 2人は、河原町丸太町付近に生まれ、少年の頃から鉄道ファン。蒸気機関車や特急などの写真を撮ってきましたが、市電廃止が決まると、集中して撮影するように。福田さんは『京都の市電』(トンボ)、『京都市電が走った街今昔』(JTB)などの著書があります。

 昨年秋に、秋と冬の京都を走る市電の写真展を開き、今回は春と夏に撮影したものを展示。市電とともに桜や祇園祭の鉾を配し、1970年代の京都の街並みや風情が楽しめます。

 午前11時~午後6時(10日は午後3時から)。「高瀬川・四季 AIR」下京区西木屋町通仏光寺下ル天満町456-27)。問い合わせTEL090・6378・4451(福田)。