昨年12月、共謀罪法制定3年を記念し、同法廃止に向けた機運を盛り上げようと、京都弁護士会が開催したつどいで披露された曲「キョーボーしようぜ」をふくむアルバムが好評。このほど再版が決定しました。

 同曲の作詞は、京都弁護士会の秘密保護法・共謀罪対策本部事務局長の秋山健司弁護士(51)=京都第一法律事務所=。

 歌詞は、「君のプランなんてぜんぶ筒抜け」「もうにらまれたならば、恥ずかしい自分の過去、ツイッター、フェイスブック、インスタでさらされ」などとプライバシー、表現・言論の自由を侵害する同法の危険な狙いをあぶりだしています。

 作曲・演奏は立命館大学軽音部出身の粟津貴昭さん(55)=熊本市=がバンドマスターを務め、熊本の震災支援の活動の中で結成された4人組インディーズ・ロックバンド「The Side Effects(ザ・サイド・エフェクト)」。ノリとキレのいい伴奏に小粋なボーカルを乗せ、危うげな世界を歌いあげています。

ザ・サイド・エフェクト

 秋山弁護士は弁護士仲間らとつくるイギリスのロックバンド「ローリング・ストーンズ」のコピーバンドで、ボーカル「ジャック・ミガー」を名乗って活動してきました。インターネットで「ローリング・ストーンズ」のナンバーを演奏し、社会派の曲を作る粟津さんを知り、声をかけたもの。

 アルバムは同バンドとして3枚目。「キョーボーしようぜ」のほか、グレタ・トゥーベリ氏をバッシングする大人たちを皮肉ったものやコロナ禍終結を願うものなどビートルズテイストをふくむオリジナル10曲を収録。昨年のつどいの前に215枚制作されました。

 1000円+税+送料。申し込みTEL075・211・4411(京都第一法律・秋山)。メールakiyama@daiichi.gr.jp(秋山)。