日本共産党京都府委員会は2月21日、「2・21オンライン1区演説会」を行い、同党副委員長の田村智子参院議員、こくた恵二国対委員長・衆院議員(近畿比例・京都1区候補)らが政策とともに同党躍進を訴えました。京都1区(北・上京・中京・下京・南の各区)を中心に府内・近畿各地の480カ所で1000人以上が視聴しました。

 田村氏は、菅政権に代わって希望の持てる新しい日本をめざす、同党の「5つの提案」のうち、特にコロナ禍で「ケアに手厚い社会」「人間らしく働けるルール作り」の必要性を痛感していると強調。医療従事者の実態を聞き取り、厳しい現場の実態や医療崩壊の現実から、医療機関への減収補てんを何度も国会で追及したにもかかわらず「公平性を欠く」と拒否してきた菅政権を批判。“社会福祉は金食い虫”と医療制度、介護福祉制度などを後退させてきた自民党政治を終わらせ、ケアに手厚い社会を作ろうと呼びかけました。

たけやま彩子・近畿比例候補

 株価頼みのゆがんだ経済政策でなく、家計を温め、消費を増やす経済へ立て直すため、8時間働けば普通に暮らせるルール作りの必要性を強調。「だれ一人取り残さず、まともな収入を保障する、これこそ経済を立て直す道。本気で政権交代を」と呼びかけました。

 こくた氏は、コロナ禍のもとで吹き出す日本社会の脆弱さを述べ、「今ほど政権交代が求められているときはない」と強調。市民と野党の共闘で政権を取るには、国民の苦難軽減、統一戦線での政治転換を綱領に掲げ、大企業やアメリカに堂々と物が言える日本共産党の前進が欠かせないとして、「近畿比例で4人、京都1区で必ず勝たせていただきたい」と決意を述べました。

 たけやま彩子近畿比例候補がジェンダー平等社会の実現を訴え、決意を表明。

 学生や保育士、看護学校教員、中小企業団体役員が、同党躍進への期待を述べました。

“共産党は当たり前のことを言ってる”

 母親が営むそば店(上京区)で地域の後援会員ら5人と視聴した野田宗輝さん(25)は「共産党の話は初めて聞きましたが、当たり前のことを言ってますよね。自己責任ばかり求める政治は間違っていると思う。もっと野党に頑張ってほしい」と話していました。

上京区のそば店でもオンライン演説会の視聴会が行われました

演説会は以下のアドレスから視聴できます。→https://youtu.be/9K-3Y7deTBo