新型コロナでの困りごと相談や食料支援の「左京連帯ひろば」が12月20日、同区の一乗寺地蔵本公園と教育文化センター前の両会場で行われ、合わせて102人が訪れました。左京健康友の会や左京地区労、民青同盟京都府委員会など8団体でつくる実行委員会と左京社会保障推進協議会が共催したものです。実行委メンバーら70人がボランティアスタッフとして参加しました。

 地蔵本公園では、朝10時のスタートと同時に配布されたチラシを持ってくる人や、通りがかりの若者、親子連れなど、20歳から81歳までの58人が、米やレトルト食品、乾麺などが入った支援袋を持ち帰りました。

 「コロナで仕事が減り、収入が落ち込んだ」「外出がままならず閉じこもり、うつ病になった」などの相談が寄せられ、日本共産党の京都市議や労組役員らが話を聞きました。

 中華料理店を営む女性は「外国資本が入っているので持続化給付金がの対象外と言われ、諦めていた。『少しでも役立つ制度がないか、一緒に考えよう』と言われ、心強く感じました」と明るい表情で話していました。生活保護を利用している知人に届けたいと支援袋を持ち帰る人もいました。

 会場に食料品やカンパを持参する人もありました。当日分を含め、約8万5000円の寄付金が寄せられました。ボランティアとして参加したフランス人留学生のラモス・マノンさん(23)は、「Facebookのつながりで知りました。フランスでも感染拡大が深刻。何かこちらでできることがあればと思っていました」と話していました。

 左京連帯ひろばは、来年1月24日(日)にも開催予定(時間・会場は未定)。問い合わせ☎075・712・9088(左京社保協)。